NさんとTさんの苦労談。

(前編までのあらすじ)Nさん(妻:永住権保持者の日本人)とTさん(夫:日本人)の夫婦が結婚した後にたどり着いた結論は、「Tさんの永住権のためには、Nさんがアメリカ市民にならなくてはいけない」であった……ということで、めでたくアメリカ市民権を取ったNさん……

詳しくは、NさんとTさんの苦労段の前編(Nさんの市民権取得)に戻って、最初から読んでください!


 後編(Tさんの移民ビザ取得)

2000年5月14日
N:必要書類と共に日本へ。

2000年5月17日
ついに日本で婚姻事実の申請。なんと2年以上の遅滞。
Nがアメリカ人になってから事実を申請したら名字を変えなくてすむかと思っていたのですが、結婚した時点では両方とも日本人ということで、結局Tが筆頭者に。(もしNが筆頭者の籍を作って、その後Nがアメリカ人ということで籍を抜いたらどんなことがおこるのでしょうかねぇ?)←(ぱた注:これは、確認を取ったところ、筆頭者のNさんが戸籍からいなくなっても、戸籍にはそのまま残るそうです。筆頭者は戸籍から抜けても自分のらんに×が付いても、筆頭者の場所にはずーっと氏名が残り、例え戸籍内の全員が戸籍を抜けて、その戸籍が除籍になったとしても、除籍謄本として80年残されることになっているそうです。すごい)

2000年5月19日
東京のアメリカ大使館にI-130の提出。
一つ書類不備があったが、後日おくってくれということで、パケット3取得。

不備があった書類というのは、Nの離婚証明であった。Nは以前アメリカで離婚をしており、そのためTの移民ビザを取るためには離婚証明のオリジナルコピーを提出しないといけなかったのである。

ところがNが持っていた離婚証明には、大使館が要求する「離婚が成立した際に裁判所から発行されたサーティファイド・コピー」ではなかったらしい。見た目は全く同じものなのだが、大使館がいうには、離婚証明には特別なスタンプと公式なハンコが入っていなくてはならないということで、Nが持ってきていた離婚証明にはそれがなかったのである。そのため、Nはアメリカに帰って、離婚証明の公式なコピーを発行してもらいに行くことになる。

2000年5月26日
N帰国。不備のあった離婚証明を、大使館の要求するものを取得し東京のアメリカ大使館と万が一用にTに送る。

注:警察証明について
なにかと、面倒くさい警察証明ですが、Tはさらにカナダで学生をやっていたため、もっと面倒くさいことになるかと危惧していましたが、結局 計1年以上カナダに住んでいなかったので警察証明は提出しませんでした。
カナダ4ヶ月→アメリカ3ヶ月→カナダ2ヶ月→アメリカ2ヶ月→カナダ4ヶ月→アメリカ3ヶ月 といった感じでこの1年半の日々過ぎていったのですが。

という訳で、第一段階 のOF-230 Part1で、過去に6ヶ月以上住んだ全ての住所を記載せよという項目がありますが、一個所につき最長4ヶ月のため、カナダに住んだ事実は記載しませんでした。
たまには、いいかげんにやっておいて よかったということもあるのですね。

2000年6月5日
申請書類が全てそろったので、FAXで面接の6月下旬に予約。
1週間程度後、大使館よりTELあり面接6月は混んでいるので7月といわれる。

2000年7月5日
ついに面接の日。前日が休みのため大使館はひどく混んでいる。休日あけだから面接官不機嫌なんちゃうかぁ、とかしょうもないことを考える。めちゃくちゃナーバス。
書類の記載事実の追加記入をさせられついに面接の順番が回ってくる。
“How are you today?” という面接官の挨拶に、緊張のあまり “Pretty good, thanks.”とカジュアルな返答をして一人で赤面。

質問されたことは、
「入国拒否になった状況を説明せよ」
「現在、仕事は何をしているのか?」
「結婚したのはいつ」
「奥さんはどうやってビザを取ったのか?」
てな感じで非常に短いものでした。

全て正直に事実を簡潔に返答するようにして、結局なんの問題もありませんでした。
仕事はしてない人でもビザは取れるのですね。ちなみに我々結婚指輪をもっていないので、偽装結婚ではないのかと疑われるかもと思い、面接前にTだけ指輪を買おうかと思ったのですが、お金がもったいないのでやっぱ止めました。

写真、e-mail、電話代の領収書、飛行機のチケット等いろいろ、二人の関係を証明するものをもっていったのですが、見せる機会はありませんでした。
まぁそんな感じで、2年間に渡る戦い(待ち)は終わったのでした。

ついにビザとれたっす。うれしいです。けど、なんか実感あまりないですが、ワーイといった感じより肩の荷が下りて「ほー」って感じというか。

実際はこれから「どうアメリカ社会に適応していくか?」という戦いが始まるのですが、悩んでもしょうがないので、変わらず てきとー にやっていこうと思ってるだけなんだけどね。

それでは、おあとがよろしいようで、ちゃん ちゃん。

(執筆:Tさん)