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結婚した相手がアメリカ市民(US citizen)の場合、外国人配偶者は移民ビザ(アメリカ市民の配偶者用)によってアメリカに入国することが出来ます。入国後は自動的に永住権が下り、アメリカの住所にグリーンカードが送られてきます。
現在は、アメリカで永住権を申請してグリーンカードが下りるのを待つよりも、日本にあるアメリカ大使館で移民ビザを請願・申請する方が、手続きが非常に早く済みます。状況が許せば、二人で日本に滞在して結婚して移民ビザを取得するのもいいかもしれません。また、アメリカで結婚して日本人配偶者だけがいったん日本に帰って移民ビザの面接を日本で受け、再入国するという手もあります。
というわけで、以下に移民ビザの取得について、経験者の方からの情報をもとにして、まとめてみました。
日本で婚姻をする場合は、先に「日本での結婚:日本国内でアメリカ人と結婚するときは」のページを読んでください。
また、アメリカで婚姻をする場合は、州によってその条件が違います。くわしくは「アメリカでの結婚:州別-マリッジライセンスと血液検査」のページを読んで下さい。
また、移民ビザの待ち時間を節約し、実際に1ヵ月以内でビザりたい!という場合は、「1ヵ月でとる移民ビザ・モデル行動」のページを参考にして下さい。実際に短期でとった方々の申請のノウハウを知りたい方は、経験談のページへどうぞ!
大使館の方で方針の変更がある可能性があり、アメリカ人婚約者がアメリカ在住の場合はできなくなるかもしれないという情報がありましたが、方針変更はなく大丈夫とのことです。詳しくはこちらを参考に!
■第一段階 アメリカ市民が外国人配偶者のために、移民ビザを請願します。
書類の取り寄せ 書類の記入 サポート書類 まとめ 提出 提出後は ■第二段階 NVCからの書類を受け取って、アメリカ大使館にその旨連絡します。
DS-230 part1 ■第三段階 アメリカ大使館の指示に従って、ビザ取得のための書類を完成させ、面接を受けます。
Packet3 第三段階で必要な書類 書類が揃ったら 面接 ■入国
アメリカ市民が、外国人配偶者のために、アメリカのINS(移民帰化局-Immigration and Naturalization Service)で、移民ビザに必要な書類を取り寄せします。I-130(Petition for alien relative)、G-325A(Biographic information; 経歴書)が送られてきます。
書類の取り寄せには、INSに直接出向いて受け取る、インターネットからの送付依頼、インターネットでのダウンロード、電話での送付依頼、などがあります。
電話での送付依頼は、1-800-870-3676(アメリカ国内)です。
これは、留守電方式になっていて必要な書類と送付先をテープに吹き込むようになっているそうです。また、日本でもアメリカ大使館で必要書類を取り寄せ出来ます。こちらは、封書かファックスで「アメリカ市民との婚姻による移民ビザ取得のための書式のセットを下さい」と依頼すればすぐに送ってもらえるようです。移民ビザにはいろいろあるので、婚姻ベースの移民ビザであることを説明しないといけないようです。直接もらいにいってもいいようです。
また、大使館で書式をもらうときは、「配偶者が日本にいます」と言わないともらえないときがありますので、その旨書いておくといいでしょう。
それから、大使館から移民ビザセットとして書類を送ってもらった場合、そこの中に一緒に第2段階に必要な書類、DS-230 Part1が入っているそうです。
そのほか、上の書類と一緒にI-864(Affidavit of support; 扶養証明)をくれることもあります。これは後ほど必要な書類ですが、これはサポート書類が多いので、先に取り寄せて目を通し、必要なものはあらかじめ準備しておいても悪いことはないと思います。また、この書式もインターネットでのダウンロードができます。
書類が手に入ったら、早速記入します。記入する前にすべての書類のコピーを取って、始めにコピーに練習を兼ねて記入するようにしましょう。万が一本物の書類に記入するときに間違えてしまった場合、また書類を取り寄せなければなりません。慎重にね。
それから用語についてですが、請願(Petition)というのは、「私の配偶者のためにビザをだして下さい」と移民局/アメリカ大使館にお願いすることです。つまり、請願者(Petitioner)というのはアメリカ市民になります。そして、申請(Apply)というのは、「私はビザを欲しいです」とアメリカ大使館に申し込むことです。つまり、申請者(Applicant)というのは、日本人になります。ややこしいですが、請願をするための書類(I-130など)を書くのはアメリカ市民、申請のための書類(DS-230など)を書くのは日本人です(実際誰の筆跡で書いたかは関係ありませんので、どちらが書いてもいいですが、最後の署名は該当する人がサインして下さい)。
また、結婚後の名前・書式に記入する名前に疑問のある方は、こちらをご覧ください。
また、記入し終わった書類は、必ずコピーを取って自分用に保管するようにしてください。また、郵送での提出は簡易書留などを利用し、相手側が受け取ったことを確認できるものにしましょう。
写真は、INSで決められたサイズのものをアメリカ市民、日本人配偶者それぞれ1枚づつ。裏にサインをしてください。
写真のサイズや撮り方には特殊な条件があります。詳しくはこちらへ。
アメリカ市民の旅券のコピー。氏名と顔写真のページです。
日本人配偶者の旅券のコピー。氏名と顔写真のページです。外国人親族呼び寄せの請願を出来るのは、アメリカ市民(帰化市民も含む)もしくは永住権保持者である必要があるので、I-130の提出者がそれに該当することを証明しなければなりません。そのために請願者の出生証明(帰化証明)、グリーンカードなどの書類も併せて提出しなければなりません。また、アメリカ大使館に出頭して第一段階をすませる場合(相手が永住権保持者である場合は、この方法はできません)はパスポートでその代用をすることも出来るそうです。
アメリカ人配偶者の出生証明書はオリジナルのサティフィケートコピーのみ有効です。それをコピー機でコピーしたものは無効ですので、提出のときは必ずオリジナルを出して下さい。郵送でI-130を提出するばあい、コピーやパスポートなどを送りますと、INSの方からオリジナルの出生証明を送り直すように要求されたり、三段階の日本での面接の時にオリジナルを持参するように言われますので二度手間になります。ご注意。最近は、移民局で入手できる「このコピーはねつ造や手を加えたものではありません」という宣誓書にサインをすれば、コピー機でコピーをしたものでも提出できるそうです。
また、離婚証明は、夫婦どちらか一方でも離婚をしたことがあれば、提出が義務づけられています。
この離婚証明の提出で不備になる人が多いです。充分気をつけて下さい。アメリカの方式で離婚した場合は、「離婚が成立したときに裁判所から発行された離婚証明(タイトルは州によって色々違うようですが、つまりは離婚が成立した、と法的に証明できるもの)で、「裁判所から直接発行されたサーティファイドコピー」のみ有効です。大使館がオリジナルのサーティファイドコピーかどうかを判断する条件に、持ってきた離婚証明に、裁判所からの特別なスタンプと公式なハンコが入っているかどうかというのがあるそうです。この辺、きちんと確認をして下さい。もし、オリジナルのサーティファイドコピーがない場合は、離婚が成立した裁判所に出向いて必ずコピーを発行してきてもらってください。
例えば、ほかの書類(帰化証明など)に離婚歴があることが明記されていたり、既にアメリカの方式で今の婚姻が成立していたとしても、上に挙げた離婚証明は、ビザの取得では絶対に必要です。二度手間にしないためにも面倒でもきっちり揃えて下さい。
また、離婚が日本の方式で成立している場合、離婚証明は「離婚の事実の載っている戸籍謄本と、その英訳」でOKです。日本の方が楽ですね。
日本人配偶者の戸籍謄本とその英訳(翻訳例については、こちらへ)も必要です。婚姻届を提出してから、新しい戸籍が作成されるまで、1カ月くらいかかるそうなので、結婚したばかりのときは、結婚前の戸籍謄本で構いません。これはあくまでも「出生証明書」の代わりになるからです。
日本で結婚された場合は、日本国の方式で結婚したことを証明しなければならないので、婚姻届を提出してすぐに(新しい戸籍が作られる前に)移民ビザの申請に移行するときは、婚姻届を出したお役所で「婚姻届受理証明書」を取得し、その英訳をして下さい。英訳は自分でやって構いません。
ビザの取得には必要ではありませんが、これからのアメリカでの生活において、婚姻証明を提出する機会がたびたびあります。ついでに、アメリカ大使館/領事館で翻訳を公証してもらうとあとあと便利です。詳しくは「日本国内でアメリカ人と結婚するには」をご覧ください。
アメリカで結婚されている場合は、日本で改めて婚姻届を提出する必要はありません。ただ、戸籍に婚姻事実を反映させるために、お役所に婚姻事実の報告はしなければいけません。また、この場合は婚姻証明として、アメリカで発行されたマリッジライセンスのサティフィケート(サーティファイドコピー)が必要です。
また、離れて暮らしていたりして、本当に結婚しているか(偽装結婚でないか)という事を疑われるのでは?と心配な場合は、それらを証明できる証拠になるものを一緒に提出するとよいようです。この場合は、出会いについてのエッセイや、結婚式や親族などと一緒に写っている写真、訪ねあったことを証明できるパスポートの入国印のページのコピー、夫婦共同名義の銀行口座、場合によってはラブレターなどです。また、婚姻日数が短い人は、出会いについてのエッセイを請願時に簡単に書いて下さい、と大使館の方から言われることが多いようですので、事前に書いておくと慌てないと思います。これは、なれ初めや結婚の経緯を簡単に書けばいいそうなので、あまり心配いらないです。
手数料($130の小切手)も必要です。
※手数料は、2002年2月末より、$110から$130に値上がりしました。
まとめますと、第一段階のアメリカ市民が大使館、もしくはINSに提出するのは以下の書類になります。
- I-130(外国人親族のための移民査証請願書)
- アメリカ市民、日本人配偶者のパスポートのコピー
- G-325A(経歴書)各々一部づつ、但しアメリカ大使館で書式をもらうと一枚しかもらえないので、アメリカ市民だけが記入する。日本人は書く必要がないようです。
- 写真、各々一枚づつ(パスポート用のもので構いません)
- 婚姻証明書とその英訳(またはアメリカのマリッジサティフィケート)
- 日本人配偶者の戸籍謄本または抄本とその英訳
- アメリカ市民の出生証明書、また結婚歴がある場合は離婚証明書や死亡証明書(それぞれオリジナルのサティフィケートコピー)
- なれ初めと経緯について説明した簡単なエッセイ(新婚さんの場合)
- 手数料 $130
封筒にすべての書類を入れるときに、確認のための簡単なレターを入れておくとよいそうです。内容は、以下のものが同封されています(同封書類を列記)、よろしくお願いいたします。といったものでよいと思います。
配偶者のアメリカ市民が、日本に住んでいる場合、または一時的にでも日本に滞在している場合は、アメリカ大使館に上の書類を提出します。郵送と、出頭の二通りがあります。
郵送の場合は、上の書類に加えて、現在アメリカ市民の配偶者が日本に滞在していることの証明(パスポートの日本入国のスタンプが押してある部分のコピー)が必要です。
この場合は、審査に1〜2週間かかります。受理されると、Packet3が郵送で送られてきます。
手続きをより早く済ませたい場合は、アメリカ市民が直接、大使館に出頭して書類を提出することも出来ます。このとき、領事との面接があり、提出書類に問題がなければ、その日のうちに後記のPacket3を手に入れる、つまり第三段階まで一日で済ますことが出来ます。
I-130はアメリカ市民が申請をしますので、出頭する必要があるのはアメリカ市民配偶者です。日本人配偶者は特に出頭する必要はないようです。ただ、Packet3を即日で受け取るには、第2段階のDS-230 part1を日本人が記入、提出する必要がありますので、日本人配偶者が当日一緒に行けない場合は、事前に記入したDS−230 Part1をアメリカ人配偶者が持参すればよいそうです。
もしインターネットで書類を取り寄せた場合や、アメリカで取り寄せて持ってきている場合で、手元にDS−230 Part1がない場合は、大使館に連絡すれば、すぐにDS-230 Part1を送ってもらえるそうです。(2001年7月更新:以前は、ここで使用されていた書類はOF-230 part1, partt2という書類で、アメリカ国務省(ナショナル・ビザ・センター)のサイトからもダウンロード可能でした。現在、OF-230は配付されていないようで、そのかわりにDS-230という書式を大使館でもらえるようです。そのためか、国務省からもOF-230のダウンロードも出来なくなっているようです。)
出頭のための予約は不要です。出頭できるのは、日本とアメリカの祝祭日を除く月曜の8:30〜12:00です。(2002年更新:今年は、何日か金曜日に出頭できる日があるようです。出頭できる金曜日は以下の通りです。
April 26、May 10、May 24、August 30、September 13、September 20、October 11、November 1、November 8、December 20)I-130を提出したあと、Packet3を即日交付してほしいときは、米国の領事による面接が必要になります。面接を希望する場合は、上記時間帯のできるだけ早い時間帯(8:30)に行かなくてはいけないそうです。窓口が閉まる時間に近い時間に出頭した場合は、I-130を提出することはできますが、領事との面接は受けられない場合があるそうです。
その場合は、Packet3は後日郵送、ということになります。
出頭する場合の手数料の支払方法については、現金(円またはドル)またはT/Cで出来るそうです。クレジットカードは使用不可。
また、配偶者のアメリカ市民が、アメリカにいる場合は、これらの書類の提出先は、アメリカ国内のINSになります。ローカルINSオフィスではなく、INSビザ・サービス・センターですのでお間違えのないよう。具体的にどこの住所に提出するか(ビザの種類によって提出先の住所が違うようです)は、INSから書類を取り寄せたときに、提出先の説明を受けたことと思いますが、分からない場合は、こちらをクリックしてください。
提出した書類がサービスセンターに到着すると、まず書類を受け取ったという連絡の書いてあるNotice of Action(I-797C)が届きます。このあと、サービスセンターにもよりますが、1カ月から3カ月くらいの間に提出書類が処理されることになっています。無事通りますと、INSから、アメリカ市民配偶者のもとに2通目のNotice of Action(I-797C)が届きます。これにはCustomer Service Telephone Numberが記載されていますので、何かあったらこの番号で状況を確認できるそうです。
Notice of Actionが届いて、約2週間から1カ月で、NVC(National Visa Center)から日本人配偶者のもとにOF-230 part1を含む書類一式が入った封筒が届きます。この封筒がなかなか届かないときは、上の番号に問い合わせてもらいましょう。INSを信用してのんびり構えず、遅いと思ったらがんがんせっついた方がよろしいかと思います。
NVC(National Visa Center)からOF-230 part1を含む書類の束が送られてきたら、説明にしたがって必要事項を記入して、アメリカ大使館に送ります。これを大使館が受け取らないと手続きが進められないそうです。
また、第一段階の書類をアメリカ大使館に提出した場合は、この書類はアメリカ大使館から郵送で送られてきます。出頭申請した場合は、その場で書くことになるようです。また、当日日本人が、アメリカ人配偶者と一緒に大使館に出向けない場合は、先に書きましたように、大使館からDS−230 Part1をもらうって入手し、前もってって記入してあるものを、アメリカ市民が持参すればいいです。(2001年7月更新:以前は、ここで使用されていた書類はOF-230 part1, partt2という書類で、アメリカ国務省(ナショナル・ビザ・センター)のサイトからもダウンロード可能でした。現在、OF-230は配付されていないようで、そのかわりにDS-230という書式を大使館でもらえるようです。そのためか、国務省からもOF-230のダウンロードも出来なくなっているようです。)
DS-230 part1を提出してしばらくすると、日本人配偶者の所にPacket3という、書類の入った封筒がアメリカ大使館から届きます。
封筒の中には日本語で申請者へのお知らせと、必要な書類の説明がありますので、その記述にしたがって落ち着いて準備をすれば、難しいことはありません。書類の束には以下のものが入っています。
- Immigrant Visa Instruction(JPN325)移民ビザを申請する皆さんへ、というような紙
- I-864, I-864A, I-865(Affidavit of Support Packet; 扶養証明書)
- DS-2053(Medical Examination; 健康診断に関する証明書:以前はOF-157でした。2001年に変更。)
- OF-169(Immigrant Visa Appointment Request; 面接の申込書)
- OF-171(Appointment Letter for Immigrant Visa Applicants; 移民査証申請書)
- DS-230 part2(経歴書)
- IRS FORM 9003(納税証明:過去に滞在したことがあるか、収入があったか、納税したことがあったか、ということを記入する)
そのあと、必要書類に記入していってください。第一段階同様、コピーを取って練習してから記入するのをお忘れなく。(2001年7月更新:OF-230 part1と同じく、part2も「DS-230 part2」に変更になったようです。)
また、この書類には、「移民ビザで入国後、グリーンカードを送ってもらうための住所」を書く欄があります。はっきりした住所が決まっていないとか、後で引っ越す予定があるかも知れない、という人は、ここは「入国後1年くらいは引っ越す予定のない住所(例えば、配偶者の実家の住所とか)」にしておきましょう。
というのも、「引っ越したら郵便局と移民局に住所変更を届ければいいから大丈夫だよね?」というような考えが通用しないことが多いからです。郵便局にメールフォワード(転送届け)を出しておいて、旧住所から新住所に転送してもらう人もいると思いますが、基本的には政府関係の書類は、書いてある住所に該当人がいない場合は転送されず、差出人に戻されることになっています。つまり、せっかく届いたグリーンカードがまた移民局に戻されてしまいます(郵便局もいい加減ですので、たまに間違いで転送されることもありますが、そういう可能性にすがるのはかなりリスキーかと)。また、移民局も例の調子ですから、住所変更してのに新しい住所には着かずに連絡は延々と前の住所に着く……ということも本当によくあります。
すべての書類が調ったら、OF-169の余白に希望面接日を記入して、大使館に送り返します。そのあと、大使館から追って面接日および時間を知らせる手紙が届きます。面接は、日米の祝祭日を除く火曜日と水曜日に行われるそうで、一日35組までだそうです。また、この依頼はファックスでも構いません。
また、年末年始などのビザの発給が混んでいる時期は、特別に月曜や金曜に面接が設定される場合があるようです。面接予定日が火曜でも水曜でもなくても、心配いらないですよ。
面接がいつになるのかなかなか返事が来ない、何回か重ねて質問してるのに連絡がない!と不安な場合は、クレジットカード引き落としの、大使館の有料電話サービスを使用することができます。この辺の詳細についてはこちらをご覧下さい。
揃えた書類は、郵送ではなく、面接日に持参することになりますので、大使館には送らないように。面接の日に、書類(レントゲン写真を含む)を全て持参して東京のアメリカ大使館に面接に行くことになります。
大使館からの連絡の際に、面接の予約時間というものが書いてありますが、その予約時間はほとんど関係ありません。大使館に着いた順に番号札を取ることになりますので、なるべく早めに行きましょう。
面接での服装ですが、張り切ってスーツを着てきた人をたくさん見ましたが、くだけすぎなければ、カジュアルな服装でも十分のようです。窓口の向こうからは、こちらが何を着ているのかなんてよく見えそうもなかったです。
面接は、書類に問題がなければ、非常に簡単なもののようです。ほとんどの方が「え?どれが面接だったの?」と思うくらい拍子抜けしたそうです。
一階のビザの受付窓口で番号札を取り、番号を呼ばれるまで待ちます。 順番が来たら、窓口で持参した書類を提出。書類に不備がないかを確認してもらい、手数料(合計$335)を支払います。それが終わると再度呼ばれるまで待ってください、といわれます。
非常に興味があったのですが、大使館では警察証明や健康診断の中身は見せてもらえません。ただ、県警や病院で「どうでした?」と聞いてみたときに、「大丈夫ですよ」と教えてもらえるかもしれません。
再度呼ばれるときが面接になります。面接と言っても、銀行の窓口のようなところで、カウンター越しにアメリカ人領事と話すだけらしいです(「配偶者のパスポートは?はい、じゃこれでいいよ」で終わったという話も聞きました)。全く緊張する必要もなければ、面接だったのかどうか疑問に思ってしまうくらい簡単だそうです。もちろん人によっては、簡単な質問をいくつかされる場合や、根掘り葉掘り聞かれる場合もあるそうです。
面接が無事済みますと、午後の指定時間に戻ってくるように言われます。指定された時間に戻って待っていると、最初に書類を出した窓口で番号を呼ばれます。そこで、大きな紙のような移民ビザと「移民審査官のみ開封できる」という封筒を受け取るそうです。出生証明や戸籍謄本などの書類も、大使館でコピーを取って原本は返してくれます。
もしもビザが下りなかった場合。単に書類に不備がある場合(特に扶養証明ですね)は、不備のあった書類を再度大使館に提出すればビザは下りるそうです。再度提出する場合ですが、火曜日、水曜日以外の曜日に不備のあった書類を持参し、申請が許可になった場合、ビザは午前中に発給されます。火曜日、水曜日は移民ビザ面接日なので、ビザの発給は他の申請者と同時に行われるため、ビザがもらえるのは夕方になります。
面接の日から180日以内にアメリカに入国しなければなりません。
非移民ビザは、パスポートにシールのようなものがぺたっと貼られますが、移民ビザはA4くらいの大きな封筒の外側にぺたっと貼り付けてあるそうです。例の斜め向き写真がばばーんとはられていて、色々なインフォメーション(ステイタス、アメリカでの落ち着き先、いつまでに入国しなきゃいけないとか)が書かれているそうです。パスポートにはスタンプももビザのシールももらえません。
封筒の中身は、すき間から覗くと、提出した書類の数々だそうです(よい子は覗かないように。うっかり封を開けてしまうと無効になっちゃいますよ〜)。封筒は、例の係官だけがあけていいっていう封緘がされていて、入国のときに全部取られちゃうそうです。
入国の際には大使館でもらったビザの封筒を忘れないように。病院で受け取ったレントゲン写真もアメリカに持っていくように勧められましたが、入国審査のときは必要ないです。レントゲン写真は巨大なので、スーツケースにでも入れておきましょう。
ただ、ハワイから入国される方は注意。ハワイではレントゲンを入国審査の際に提出することを要求されます。ハワイ州では、あのレントゲン写真をINSからDepartment of Healthに提出することになっているためだそうです。そのため、レントゲン写真がスーツケースの中に入っていると、スーツケースを取りに行って出さないといけないので、機内持ち込みで手荷物にしておいたほうがいいと思います。
また、GC用の例の「斜め写真」を要求されるかもしれないので、この写真は常に何枚か余分に持っていると安心です。
機内では、関税申告書を記入して下さい。白いI-94は記入する必要はありません。
飛行機から降りると入国審査に向かいますが、どこのブースに並んだらいいか?というのはちょっと迷うところだと思います。実は、空港によってちょっとづつ違うんです。たいていは別室や一番端の空いてるなブースに誘導されて、そちらで新移民の手続きをするように言われるそうなんですね。 ところが、空港によっては新移民用の列(移民ビザで入る人専用のブース)があるところもありますから、その場合はそこに並びます。しかし、そういう専用ブースがない場合、もしくは専用ブースがどこなのかわからない場合は、アメリカ市民の列に並ぶのが一番です。
というのも、新移民の場合、どこに並んでいても書類を提出すれば、「あ、移民ビザね。だったらあっちに並び直して」ってことになるそうなんです。つまり、それだったらビジターのための外国人用の長いながーい列を待つよりも、最初からアメリカ市民用の列に並んでいたほうがずっと早く自分の順番がきます。それに、移民ビザを持っていれば「ビジター」ではありませんから、アメリカ市民用の列に並んでいても別に怒られません。
入国審査の自分の番が来たら、入国審査官に封筒をわたします。すると「そっちの小部屋(もしくは、専用のブース、別の列、など、空港によって違います)に行って待つように」と指示されます。そこで新たな入国審査官が手続きをしてくれます。名前を呼ばれたら、指示にしたがっておとなしく言うことを聞きましょう。やることを簡単に説明すると、1.指紋を指一本とられる、2.グリーンカード用のサインを書くように言われる、3.パスポートにI-551(仮永住権)のスタンプをもらう、4.(空港によっては)これからの2年後の条件削除の手続きや、カードが届く前に引っ越すことになった場合のカード送付先の変更を届ける住所の説明などを聞く。という感じです。時間は、待たされる時間にもよりますが、スムースに行けば15〜30程度の場合もありますし、混んでたりすると1時間以上待たされた、という話もあるようです。ちなみに、アメリカでは制服を着ている人、もしくは銃を携帯している人には「sir/ma'am」をつけると、物事がスムースにいきます。
入国審査の際のサインですが、白い厚紙のようなカードに右人さし指の指紋を押して、その下にサインを書くように言われます。しかし、そのカードの上に、四角の非常に小さい窓を切り取った厚みのある下敷きのようなものを載せられて、この窓の開いているところにサインするように言われるわけです。四角は非常に小さくてサインしにくいです、ご覚悟を。この時のサインと、採取した指紋、提出した写真が直接GCに印刷されますので、後悔のないように(特に初めから10年ものをもらえる人は)気合いをいれましょう。でも、多少変になっても心配はいりません。GCにのるサインは非常にちいさーいので、普通目で見て分かるようなものではありません。実物が来たら分かると思いますが。それから、サインをする時に、これからアメリカで使う予定の新しい名前でのサインをするのを忘れないように。
機内でI-94を書いた場合は、入国審査の際にブースで回収され(というか、捨てられるようですが)、パスポートに、日付の入った確認のスタンプを押してもらいます。このスタンプは一年間有効で、グリーンカードが手もとに届くまでのカードの代わりになります。このスタンプがあれば、再入国許可をとらなくても自由にアメリカに再入国できますし、就労することもできます。そうです、入国と同時にグリーンカード保持者になったわけですから、すぐに働くことも出来ます。カードが手元に届いていなくても、このパスポートのスタンプでOKですよ。1年以内にカードが届かないようであったら、移民局に問い合わせましょう。
空港によっては、ここで説明の紙がもらえたりします。これはシカゴのO'Hare空港でもらえるものの例です。
また、移民ビザで入国後、2〜3ヶ月でグリーンカードが送られてくるようですが、カード制作をしているセンターが混んでいるときは時間が割とかかったりすることもあるようで、半年以上待っていたり、1年近くなってもカードがこない、ということもよくありますので、不必要に心配することはないと思います(2001年はカード送付が遅れているようで、6〜12ヵ月くらい待つことも多いようです)。
また、カードが届く前に運悪く引越しをすることになってしまった場合の、住所変更の連絡先です。
連絡先住所は:
Immigration card facility
PO Box 851488
Mesquite, TX 75185-1488ここに住所変更の連絡をすれば良いそうです(しかし、したからといって必ずしもスムースに住所変更されるとは限らないのですが……とにかくカードが送られてくる予定の住所から引っ越すことになったら、新しい住所をすぐに連絡しましょう)。
初めにもらえるのは、2年間有効の条件付グリーンカードになります。
また、大使館での面接の時点で、婚姻の日から2年以上たっていた場合は、初めにもらえるのは10年物のグリーンカードになります。