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二重国籍のお子さんをもつことりさんより
えっちゃんさんもぎょうざさんもみなさんも色々と書いていらっしゃるので、私も日米二重国籍の子供がいるので、自分で理解している事を書きます。
ご存知のように、アメリカで生まれた子供は(親は、日&日でも日&米でも)、日本で生まれた場合とちがって、日本国籍は留保しないととれませんね。しないと日本国籍は取れません。ということで、日本の戸籍にいついつ日本国籍を留保したという事実が戸籍に記載されてしまいます。だから戸籍を見るとああ、この人は二重国籍だとすぐわかってしまうのです。この場合は、20歳を過ぎてから2年以内に、国籍選択をするように勧告されることになります。
でも日本で生まれた場合だと、子供は出生届を出すことによって日本国籍を取得し、そのまま戸籍に普通に載りますので、たとえ日米の両親のもとに生まれてアメリカ国籍を取っていたとしても、「日本国籍留保」とか「アメリカ国籍取得」という記載はないのですね。だから、戸籍を見て、親の一人が外国人でも、二重国籍とははっきりわからないのです。実際日本で生まれて、片親が外国人でも日本国籍だけという人はいます。そういうケースかもしれないわけですし、日本政府には、えっちゃんさんが調べたとおりアメリカにこれこの人は二重国籍かと聞くシステムはありません。
というわけで、二重国籍になっていても、それが日本の戸籍上ははっきりと分からない人もいるわけです。また、アメリカで生まれたために二重国籍の記載が戸籍にされている人でも、昭和60年1月1日前に重国籍になっている場合は、期限までに国籍の選択をしないときは、その期限が到来した時に日本の国籍を選択の宣言をしたものとみなされます。ということで、なんとだまっていると自動的に日本人という事になっているのでした。
さて、昭和60年1月1日以降にアメリカで生まれた子が大人になった場合ですが、日本の戸籍のほうは、二重国籍が歴然としているので、選択しなくてはいけない場合もあるでしょう。この場合4つの選択があります。4つのやり方は、日本大使館、領事館にあるパンフレットに書いてありますが、今回その中でただ1つ日米両方の国籍を現在の所合法で保持できるだろうやりかたを書きます。
これは、その子が15歳になるまでに親が“勝手”にその子を日本の国籍を選択して、日本の市区町村役場または、在外公館(日本大使館、領事館)日本国籍選択宣言を国籍選択届にて届けてしまうやり方です。親の選択でその子の日本の国籍が確保できるわけです。
日本のほうは、15歳未満は、未成年なので、これは本人の意志ではなく、親の選択です。その届け出には、将来外国籍を破棄する手続きを行うと書いてありますが(この届けには、私も実物を見ましたが)いついつまでに破棄しろという期限が書いてありません。親も本人も忙しいく、どこに破棄に行けば良いかもわかりません。その気はあっても一生手続きを忙しくて出来ないかもしれません。
一方、アメリカですが、アメリカは生まれながらにしてアメリカ人である場合は、本人がアメリカ人を大人の意志で離脱するまでずっとアメリカ人なのです。15歳以下の子供のましては親の意志で日本国籍を選択した事なんて、アメリカとしては、当然の事ながら、大人の意志での離脱ではないのです。
さて、これは生まれながらの事であって、大人になってアメリカに帰化した場合は、また違うと思います。帰化する時にグリーンカードを返さないといけません。
アメリカで日本のパスポートを更新する時、日本領事館、大使館では、グリーンカードかアメリカの有効なビザを見せないといけません。市民になると、有効なビザもグリーンカードも無いので、日本側は、その人が二重国籍又は、帰化したとすぐにわかります。戸籍に留保の記載がなければ、ああ、帰化したとすぐわかると思います。
それから、カモノハシさん(後述)、えっちゃんさんも書いていらっしゃるとおり、国によっては 、特に男の子には兵役がある場合もあります。日本は徴兵/兵役はありませんが、現在の所アメリカは18歳で兵役の登録を郵便局などでしないといけません。徴兵はアクティブではなく、志願した人だけです。でもいつまた徴兵制度が復活するかわかりませんね。
◆ 二重国籍のお子さんをもつカモノハシさんより
一応、二重国籍の子を持つハハとして、私も一通りお勉強しました。もう1つ、二重国籍そのものずばりについて書いた本があったのでご紹介しておきましょう。
二重国籍 国際結婚を考える会著 時事通信社発行 1500円
うちの場合、男の子なので気になるのが徴兵制度です。今は日本にもアメリカにもありませんが、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、フランスなどなどでは徴兵制度があり、二重国籍は徴兵免除の理由にはならないからです。国外にいることを理由に延期することができる国もありますし、徴兵登録=入隊ではない、入隊は1年のみ、などさまざまなケースがあるので一概には言えませんが、私の知り合いのイタリアと日本の二重国籍の男の子は、徴兵制度を理由にイタリアに帰らずにいます。彼いわく、イタリア国籍は保持したままけれど、帰れば軍に入隊しなくてはならないから帰りたくないし、これだと二重国籍である必要性もあまり感じない、と言ってました。平和な世の中が続けばいいんですけどね。