単位編

アメリカに住んでいる、というと「えー、じゃ、英語ぺらぺら〜?」とかと聞かれまますが、決してぺらぺらではございません。そりゃ、住んでるので、多少は話すのにおじけづかないようにはなりますが、「80年代の日米貿易摩擦と現在のアジアの不況についての隠された共通点とそれについてのアメリカの立場」というお題でお話が出来るほどではありません(日本語でも出来ないけど)。

それでも、日常会話は何とかできるようになり、テレビや映画なんかも楽しんで、新聞とか小説なんかも読むようにはなります。といっても、日本語に比べると、理解の程度&理解の速度は著しく低いですが。

それでもなかなか慣れることの出来ないものがあります。それは単位。100年前はお侍がいた日本でも、メートル法を使っとるというのに、このヤンキーたちはいまだに「ヤード・ポンド法」を使っていらっしゃる。そもそも、日本人にメートル法を使わせることにしたのって、あなたたちじゃなかったっけ?

お肉を買いに行きます。「あ、この牛のひき肉ください」「はい、なんポンド?」ポンド。?よく分からないので、とりあえず「200グラム」「は?何?」「200グーラームースー(複数形じゃないから通じないのかと思ったぱた)」「あのねえ。英語で話してくれる?」そうか、メートル法は英語じゃないのか。

会社の倉庫で。同僚が箱を棚に入れようとしています。「こっちにこの箱、入るかな」「うーん、ちょっと狭いかも」「どのくらいスペース空いてる?」「1メートルくらいかな」「…1メートル?なんインチ?」「…インチ…1インチってなんメートル…?」「もういい、自分で見るから」

こういう単位ってのは、幼いころから慣れ親しんだものじゃないと、そう簡単に変換できないのですよね。知識として、1インチは約2.54センチ、とかって覚えていても、ぱっと見てなんインチかってのが分からない。そのうえ、1フィートってのが、12インチ、と、この単位は12進法なのですよ。こんな先進国で12進法を使っているなどとは言語道断、と思うのは私だけでしょうか。

それから、気温。摂氏じゃなくて華氏を使っているので、数字を見ても一瞬どのくらい寒いか分からないのですが、「そうかー、いま、華氏7度かあ。摂氏では何度だ?まず32を引いて、5を掛けて、9で割って……なにぃ〜?マイナス14℃〜?」とやってから、ようやく分かる、と。最近は気温はなんとか分かるようになってきましたが、体温なんかはよく分かりませんね。「ちょっと熱っぽいんだけど」「97度しかないから大丈夫だって」一体病気なのかどうなのか不明です。熱っぽいので計算する元気もなし。

アメリカのみなさん、お願いだからメートル法にしてください。


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