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これを書いている今日はバレンタインということで、ちなんだお話を。
日本のバレンタインがチョコオンリーってのは、日本のお菓子やさんが仕組んだというのは有名な話ですが、もうここまで来ると、それを仕組んだ人ってのは日本の歴史に足跡を残したなあ、と思うくらいですよね。なんでも、バレンタインが日曜だっていうだけで、チョコの売り上げが落ちるそうじゃないですか。いかに義理チョコってのは大きな収入源になっているかが窺えます。
どっちにしろ、もらえない人は気分が悪いし、もらえる人もそういくつももらってもお返しが大変だし(結局食べもしないのに)、女性はものすごく混んでいて戦場のようなチョコ売り場で、義理の分まで大量にチョコを買わないといけないので大変だし、こんな習慣やめちゃえばいいのに(本当に好きな人だけにするとかさ)って思うんですが、もうそうはいかない物でしょうねえ。思い出してみれば、わたしも日本にいたときは、義理チョコ買いまくってたし。
そう言えば、去年のバレンタインのときに、うちの同僚が続々と私のところに来たんですよ。どうも、前日に日本のバレンタインについてのドキュメントがテレビで放映されたらしい。みんな「昨日のテレビで見たんだけど・・・・」という感じで、「本当に日本ではチョコだけを買うの?女の人が男の人にあげるの??なんで?男の人はなんで買わないの?ボスにも上げるってほんと?どういう意味があるの?」・・・等々、質問攻めにあいました。みんな本当に「世界にはいろんな変った習慣がある物だ」という、珍しい物を見るような目でわたしを見ていたので、なんか悔しい。
日本のバレンタインは女の人からのプレゼントで、恋人だけに限らずお世話になっている人にもあげるのだ、ボスにプレゼントするのはごく普通のことだから大丈夫なのだ(アメリカでは、上司が部下に贈り物をすることがあっても、部下から上司に、っていうのはめったになくて、下手するとごますりと思われるので注意、なのです)、そして男の人は3/14に倍返しとかでもっといい物をお返しをするんだ、って延々と説明したのです。アメリカにいても心は日本人、日本を誤解されるのは嫌なのだ。たぶん日本にいたときよりも日本のこと好きだと思う、わたし。
その説明をずーっと聞いていた同僚たち、深くうなずいて「なるほどー、二回に分けた方が売り上げがあがるもんね。しかもボスだったら経済力もあるから、もっと高い物でも買えるし、部下の手前お返ししないわけにいかないもんね。さすが日本の企業、考えることが鋭い」とかって思いっ切り納得してくれました。そうか、日本のバレンタインの習慣は、こういう心理的な部分を狙った鋭いマーケティング戦略だったのね。
さて、アメリカのバレンタインズ・デーは完全に「恋人たちのための日」です。上司にチョコを買う必要はありません。彼氏やダンナさんにサービスしてもらってですね、プレゼントをもらったりお食事に行ったりする日です。アメリカでは、バレンタインが近づくと、宝石屋さんからのカタログや割引券が山のように配達されてきます。中でも、金ピカのハート型ペンダントなんかが安売りされていたり。いや、わたしはそういうのいらない、ってあれっくすに言ってありますが、何を買ったらいいか分からない男の人は、こういうのを買う傾向があるそうです。実際、今日もモールに行ってきましたが、若い男の子からおじさんまで、宝石屋さんはおおにぎわいでした。
どうも、日本で言うところの「クリスマス・イブ」のような感じかもしれないなあ、と思ったぱたです。実は、今日はぱたは昼まで寝ていたので、そんなに表に行きたいという気もしなかったし(日曜だし、寒いし)「このまま冷蔵庫にある物でなんか作ってビデオでも借りてきて、でいいよ〜」とあれっくすに提案したのに、「何を言ってるんだ〜〜、今日はバレンタインズ・デーだぞ〜〜」と一喝されて連れ出されました。次の日に、友達に奥さん(彼女)をどこに連れ出したか、とか、何を買ってあげたかっていう話をするときに困るから、何がなんでも表にでないと、とか言ってるし。まあ、サービスされるのは悪い気はしないのでよしとして、もう結婚していたとしても、結構重要な日なんだなあ、と実感。