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アメリカ人のお弁当というのはなんてさみしいんだ、と思います。会社に行って注意深く人の食べているお弁当を観察すると、ほとんどが「パンにハムとチーズを挟んだだけ」とか、「リンゴ半切れとクラッカー」とか、そういう物を食べています。初めはみんなダイエット?とも思ったのですが、あれっくすもそういうお弁当を作って学校に行ってるし、どうやらそれが普通なのかもしれない。
そう思って、テレビショーとか映画を注意深く見ると、子供が学校にもって行ってるお弁当ってのもそんな感じみたいです。ピーナッツバターとブドウのジャム(初め聞いたときは耳を疑いましたが、これがアメリカでは一番ポピュラーな組み合わせ。これを食べないで育った子供はいない、というくらい)のサンドイッチととミルク代をもらって、それでおしまい、というのが多い。世の中のお母さま、楽してるのね。
でも、私は純日本人、そんなメニューなんて嫌です。食べるならしっかり食べたい、とおにぎりを作ります。あれっくすはそんなのいらない、というので、自分の分だけ。さー働きにいくぞ。
それで会社でお昼だ〜とおにぎりを食べていました。そこに通りかかった秘書のメアリー。「ちょっと、あんた何食べてんの!」
彼女の目には、黒いボールにかぶりついているように見えたらしい。
「これはおにぎりと言って、日本のランチなの。ご飯を丸めて、海藻で包んでいるのよ」分かってもらえてるのかどうか、彼女はまるで、イグアナを見ているような目をしておにぎりを凝視。
そのあと、彼女が皆に触れ回ったらしく、続々と見学に訪れる同僚。「その赤いの何?」「プラムのピクルス」「そんなのライスに入れてるの・・・?」「これは?」「えーっと、乾燥したサーモンだけど、ご飯の水分で戻ってるの」「サーモン?なんでサーモンなんて?これ、サーモンと海藻と一緒になってるの?」
ゆっくりご飯食べられません。
そうそう、大阪の人は食べないらしいけど、私は結構納豆が好きなのです。で、掟破りの「納豆をお弁当で食べよう」を実践しました。
もちろん、一斉砲火を受けました・・・
「そんな堆肥みたいなにおいのもの食べるな〜」「一体なんなんだ、それ!」ひどいの。換気扇つけろとか、窓開けろとか、みんな・・・
というわけで、今後一切オフィスでは納豆を食べないことを約束させられてしまいました。くっそー、おいしいのにい。怖いもの見たさで、一人の同僚が「ちょっと今度一口食べさせてみよ」って言ってたけど、彼女が口まで納豆をもっていけるのかどうか、疑問です。