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9/24/99 の続き
さて、一路グースアイランドブリュワリーへ。結構あっち曲がったりこっち曲がったりしたけど、ちゃんと着く。岡ガチームは私たちよりもずいぶん先に着いていたようだ。やはり、あの公園で寄り道をしていたのがいけなかったのだろう。そんでバーに入って、奥の円いテーブルでみんなで落ち着く。
ビール飲める人はそのバーのおビールを注文。私も頼む。軽い味わいのなかなかおいしいビールである。ビールを頼んだ人は交換しあって、ちょっとづつ味見。花の味がするビールは美味しかった。運転手の岡ガさんとうちのあれっくすは清涼飲料水。岡ガさんなんてルートビアにアイスが浮かんでるの食べてたし。
あれっくすはお酒にめっぽう強く、いつもはちょっとくらいなら飲んでも運転するのだが(オイ、そりゃ法律違反だろ)、今回は沢山の日本人が目の前にいるということで、飲んでなかった(日本じゃ飲酒運転は大罪だと以前に吹き込んだことがある私)。まあ、ミシガンじゃ車がないとどこにも行けないから、飲んだら乗るなじゃ飲みに行けないんだよね。
おつまみに頼んだカラマリ(イカのカラアゲ)がめっちゃおいしい。ここで食べ過ぎると次に行くスペイン料理の店(タパスのレストラン:タパスとは、スペイン風中華料理屋?という感じで、料理を皆で小皿に分けてとる、日本人にぴったりなレストランです)で食べられなくなるからセーブしよう、と思いつつも、皆ぱくぱくいっている。だっておいしいんだもん。ちえさんの結婚式の写真を回し見したり、大変に盛り上がる。
で、満を持してみささん登場。「遅いねえ、みささん」とみんなが言い出したころにちょうど現れる。きゃー、ひさしいぶりです〜と私はご挨拶。私以外の人はみんな初対面なので自己紹介。お仕事を終えて駆け付けて下さったそうで、ま、ま、駆け付け一杯ってことでみささんもおビールなど。
みささんいわく、予約は7時なので、ここからすぐのところだから7時前になったら出ましょう、とのこと。そこで、しばらくまた歓談。さらに盛り上がる。お腹は最高潮にすいているが、我慢である。あとちょっとでスペイン料理。
で、時間になったので駐車場に向かう。3台の車で連なっていくよりも、みささんの車にどっちかのチームが乗って、2台で行こうということになり、あれっくすチームはそのまま自分たちの車に、岡ガさんチームはみささんの車に乗って行くことになったのだ。
この時点では、誰もこれから起こる恐ろしい事態を予想できなかったのであった・・・
ああ、ここで続きにしたいんだけど、分量が少ないので続けて書いちゃおう。
確かに、バーから5分も行かないところで、そのレストラン「Ba-Ba-Reeba」は発見できたのだ。しかし、車線が逆。そこは駐車場がないので、バレットパーキングで、レストランの前に車をつけると係の人がその車を預かって駐車場まで運んでくれるんだけど、反対向きになっているので、ぐるっと回ってレストランの前につけるしかない。
と、地元のみささんがそう考えて、みささんの車に乗り込んだ岡ガさんチームは、無事にぐるっと回ってレストランに着いたらしいのである。私たちは、岡ガさんチームの車の後をついていく予定だったのだが、折しも金曜夜のダウンタウン、交通量が多いうえにもう暗い。細い路地から出るときや、信号待ちで、あっというまにみささんの車は見えなくなってしまった。
で、迷った、と。
確かに、私たちの車には3人の人間が乗っていて、目を皿のようにして前の場所に戻ろうとしたんだけど、3人ともシカゴの土地勘は全く無いし、右折、右折、と3回やれば少なくとも元の場所に戻るだろうと思って走っても、いきなり一通だったり、曲がった道がぐにゃ〜とどんどん別の方向に延びていたりして、何回か曲がったら、すっかり方向感覚のなくなってしまった私たち。しかし、その時はそんなに深刻ではなかった。
「あれー?おかしいよねえ。どうなってるんだろ?」といいながら、ぐるぐる回っていたところ、みささんから携帯に連絡が入り、「まだ着かない〜?」とのこと。「いやー、私たちどこにいるか全然分かんないよお」なんてまだ笑いながら話す余裕があったぱた。とりあえずホルステッドという通り沿いにあるから、そこを探してね!という感じで、うん分かった〜、と電話を切る。
ホルステッドは見つかり、そこに乗る。うんうん、このまま走っていけば着くのか、と胸をなで下ろしていたところ。
「あれ?ねえ、あれっくす。もう私たちホルステッド走ってないじゃん」と気が付く私。どうも、さっきの五差路だったか六差路だったかで、間違った通りに乗ったらしい。しまった、前の道に戻りたい!と思っても、Uターンは出来ない道幅&交通量。いつでもどこでもUターン、そのための車線まで設けてあるミシガンが懐かしい。
さて、また右に入って元に戻ろうとする。しかしどこまでも一通。一体どうなっているのか謎。
みささんからも電話が何回か入り、「今どの辺?」「先に注文してていい?」などと始めはまだ余裕があった。「バナナリパブリックの看板が見えてる?ストリートの番号は数があがってる下がってる?」なんて言うみささんの質問に「今ねえ、○○っていうストリートなんだけど・・・うーん、番号は2200って書いてあるけど・・・」なんて返事をしていたのだが、みささんから「え?そんなわけないよ。もしかして、とんでもなく北の方まで行ってるんじゃないの?」などと言われて急に不安になる。3人とも全く土地勘がないし、暗いし、交通量は多いし、枝道に入ったりUターンができないし、だんだん心細くなってくる。
そんで「ねえ、私たち完全に迷ってるよ・・・」とみささんに訴える。みささんも焦って、お店のウェイターさんやお客さんに、いろいろ聞きまくって私たちがいる場所を特定しようとしているのだが、何だかよく分からない。
「とにかく、今ぱたさんたちがいる道は、ずーっと走っていればホルステッドにぶつかるらしいから、とにかくその道延々走って、ホルステッドにぶつかったら、そこを曲がって!そんで、番号が800台のところまで走ったら分かるから」ということは分かったのだが、いくら走ってもホルステッドにはぶつからない。そのうち訳の分からないことになって、またぐぐぐーっと曲り込むような道に入ってしまう。
そのうち、なんか住宅街みたいなところに入り込んで、車一台しか通れない道にはまりこむ。揚げ句に警察が来てて、何かトラブルがあるのか、そこを通り抜けするだけでものすごく時間がかかる。やっとの思いで出ても、何だか訳の分からない新しい名前のストリートだったりする。泣きそうである。
十何回目かのみささんからの電話があり、状況を説明すると「今来た道、ずっと戻ったほうがいいよ」などといわれて、電話を受けているぱたはパニックである。あれっくすにそれを言うと「戻れって言っても・・・戻れんよ〜〜どうやって戻れって?」とパニックになる。後ろではるちゃんもパニックになる。ははは。3人阿鼻叫喚の沙汰である。お腹は最高潮に減っていて、気分が悪くなるくらいなのだ。そんな精神状態で道に迷うのは、全く惨めである。
時計を見ると、何と8時半。何と一時間半以上迷っているのだ。5分でつくところにあったはずのレストランなのに。まるで前日のブレヤウィッチ状態である。何故こんなに迷うのか私たちは。
とうとうみささんから(ちなみに私たち以外は、テーブルが用意されたのですでに食べ始めていた。私たちもいつつくか分からないので、先に始めてもらっていた)「ここに来れなかったことを考えて、もうホテルまで帰る道を教えたほうがいいのかなあ」なんていう電話が入って、3人は悲しさの最高潮へ上り詰める。ここまで来て食べ物がなかったら、私たちはきっと大暴れして口から放射能を出してしまうことだろう。
私たちはもう疲れ切って、終始無言。3人とも、ここで何か口を開いたら収拾がつかなくなることが分かるので、もう惰性のようにまっすぐ走って、曲がり角の度にホルステッドか調べるだけ。ついに迷い始めてから2時間、決心して、これから最初に見つけたガススタに止まることにする(始めからそうしたらよかったのだが)。そこであれっくすが「あのー、僕たちこのレストランに行きたいんだけど・・・」と道を尋ねる。
はははー。道を尋ねて10分で目的のレストランに着いちゃいました。一体私たち何やってたのか。
ちなみに、みささんがお店のウェイターやお客さんに聞いた「今ぱたさんが乗っている道はずっと行くとホルステッドにぶつかる」という情報が真っ赤な間違いだったのだ(?真っ赤なのは嘘か)。何と、その道は、ホルステッドと1ブロックはなれて平行にずーっと通っている道で。だから、いくら行ってもぶつからないはずだよ。
レストランが見えたとき、私たち安堵のあまり涙ぐみそうになりました。またもや、車線が逆。しかーし!もう私たちは2時間前のようなミスはしないぞ!と、疲れパワーも手伝って、上下の車線を思いっきり止めて、レストランの前で思いっきりUターンしました。クラクションとかぱーぱー鳴らされたけど、気にせんわ〜。ちょっとくらい罵られるほうが、2時間迷うよりも全然まし。
というわけでありついたスペイン料理、噂に違わずものすごくおいしかったです。最高でした。迷った分を差し引いても、アメリカで食べたレストランの上位10位には絶対はいる美味しさ。また行きたいわ〜。
食事の後、ホテルに着いたあれっくすは、ベッドに倒れ込むと、あっというまに寝てしまいました。もう殺してクレーというくらい疲れていたらしい。まあ、運転もしてたし、かわいい(?)日本人女性二人を乗せて道に迷ったプレッシャーがかなりあったようだ。私は疲れながらも、ホテルの案内をむさぼり読んで、ちえちゃんとかはるちゃんに「ねえねえ、プール朝の6時半からあいてるみたいよ」などと連絡とったりして。ふふふ。女のパワーをなめちゃあいかん。
(vol. 5に続く)