ぱたのたまご・妊娠五ヵ月前半

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8/15/2001(16週目)

妊娠四ヵ月の8/14の所にも書いた通り、今日は戌の日です。と思います。

日本から送ってもらった腹帯ガードルを出してきたところ、思いっきり「腹巻き」のようで笑ってしまいました。しかも腹のところがすごい大きく出来ていて、まだお腹がそんなに出ていない現在の体形では、つけてみても前がシワシワ状態です。いやー、これ履くとかなり下半身からウエストにかけてモコモコになるのでは?とか思っちゃって。取りあえず会社は腹帯なしできましたが、今日帰ったら「着帯の儀」でもやろうかと思ってます。

なんか、わたしよりもあれっくすがみょーに「Day of Dog」を気に入ってしまい、今日も朝も早よから、「なんかセレモニーしなくていいの?今日はレストランでお食事しようか?」とかしきりにゆうとりマス。レストランでお食事ってええなー。中華かしら、やっぱし。

お腹の胎動疑惑ですが、やっぱり時々空気が動くような振動がするんですわ!なんか、やっぱりそうなんじゃ?とか気にして、じーっとお腹に集中していると止まるんですが(なので、気のせいか?という気もする……)。でも「胎動を感じるには早過ぎるのでは?」といわれればそうかも知れないし、まだ「腸のガスかも知れない」という気持ちは捨てきれません。

さて、男の子か女の子か。実は私はわかるなら早くに知りたい派であります。生まれるまでお楽しみというのは絶対に性格上無理です。あれっくすも同様なので、次の検診(おぉ、もう明後日だ)で聞いてみるとかいってますけど、16週じゃまだちょっと早いんじゃないか?という気もしたりします。二人とも、どっちがいい!という希望は特にないんですが、あれっくすはなぜか「お腹の中は男の子に違いない」と思っているようで、既に男の子の名前で呼び掛けております。私は、どっちかなんて想像もつかないんすが、あれっくすが毎日毎晩胎児のことを話す時は「He」といっているので、なんか男の子が生まれるような気になってきました。

名前は、男の子だったらあれっくすがつけて、女の子だったら私がつけることになっております。

あれっくすの意見によると、男の子だったら名前は「有名なスコティッシュの俳優さんもその名前」というやつか「お気に入りの縫いぐるみにも付けたくらい好きな名前」のどっちかにしたいそうです。私はどっちでもいいですが(どっちも日本人にとって呼びやすいので)、後者の方が実は気に入っております。

ファーストネームがアメリカ名なら、ミドルネームは日本名を付けたいというのが夫婦一致した希望なので、こちらは私が考えることに。あれっくすに任せると「菊千代」とか「竹丸」とか、そういう名前を付けそうで怖いです(実際かなりマジに「菊千代」を押していたときは笑うに笑えなかった……)。でも、私も「寅之介」とか「龍之進」とか付けたらどうでしょ、とか思ってるので、大した違いはないかも知れません。しかし、これはあれっくすに「そんな長い名前はスペルアウトするのが大変だから辞めといたほうが……」とか消極的な反対をされていますが。あれっくすは、アニメの影響か「アキラ」がカッコイイ、とかゆうてますがどうしようかな。

女の子の名前は、ファーストネームに日本名を持ってこようと私は思っておりまして、実は気に入っている名前が一つあったのです(実は私の大学時代の担当教官だった助教授の娘さんの名前とおんなじなんですが)。この名前を周りに披露したところ、同僚のアメリカ人にも好評(音も、感じの意味も)であり、あれっくすも気に入って、じゃあこれにしようと思っていたのですが、なんと近くにお住いの知り合いの国際結婚カップルの、この間生まれたばかりの娘さんが同じ名前(漢字も)と知り、イヤー結構生まれが近くなるのに全く同じ名前ってのも変かーと思って変更に。

でも、この一つしか考えていなかったために、ちっともいい名前が思い浮かびません。ミドルになる予定のアメリカ名はあれっくすが決めなくてもいくらでもかわいらしいと思うものが浮かぶんですが、日本名が難しい。浮かんでもあれっくすに「それはアメリカ人には発音しにくいよ」とか「そんなのアメリカじゃあ変だよ……学校でいじめられたら可哀相じゃん」とか却下されまくり。はぁー。やっぱり男の子が生まれて欲しいかも。



8/17/2001

■尿採取に緊張の巻

行ってきました3回目の検診。なんか興奮して、朝異様に早く起きてしまいました私です。

前回、病院から「次に来るときはここに朝一番の尿をとって持ってきてね」と言われて、尿を入れるケースをもらってきたのでした。最初に尿の検査をしたときはでっかいプラスチックのカップにフタのついたような巨大容器に尿を取ったのですが、前回渡された入れ物は、なんと35ミリのカメラのフィルムの入れ物のように、小さい……すごーい小さいんす。

イヤ、男性の人はいいですよ。小さい入れ物におしっこ入れてね、といわれてもホースがあるわけですから、ちゃんと狙って入れられるから。しかし私は女性でありまして、多くの女性の方がわかってくれると思いますが、フィルムのケースのような小さいものにおしっこを取るのはかなりの至難の業です。

しかも検尿で必ず言われるところの、「出始めの尿は捨てといて、真ん中辺りのを、このケースいっぱいにね」とか言われてますんで、もちろん、ちょっと出して、止めて、フィルムケースを予想される場所に待機させて、ほいで再度出すわけですわね。で、アサイチの尿ですからね〜。フィルムのケースの容量よりはたくさんでそうですから、ケース一杯になったところを見計らって、そのフィルムのケースを引かないといけないわけですな。

……どうイメージトレーニングしても手にかかることは必至な気がします。ううう。なんか、そのことが気になって、実は早く起きてしまったぱただったのであります。別にちょっとくらい手にかかってもどってことはないんですが、なんか焦って手元が狂って全部ばしゃってトイレに落としちゃったりして。とか、全く狙ったところに尿が飛ばないで、一滴も入らないままおしっこ出終わったりして。とか。

何を検尿くらいでこんなに悩んでいるのかと言いますと、実は、こんなところで告白するのもなんですが、私がとある日本の病院の洋式のトイレで検尿したときですね、こんなもなー簡単だよ。とかなり甘く見てまして、ちゃんと位置を確認しないままカップを構えたことがあったんですわ。そしたらばですね、いきなり右手にバババババ〜!という生暖かい水圧を感じて、うぉっとお〜!どうなってんだぁ?と焦ったってもんです。そこでカップの位置を調整しようとするも、焦れば焦るほど右手の甲に追い掛けてくるような水圧を感じ(そして跳ねた尿が服についてることは疑問の余地もないところでしたが、そのことは考えないようにしておりました)、いったん尿を止めてやれ!と思っても膀胱もお股の括約筋もゆうことを聞かず、更には腰を慌てて動かしたせいでそこら中に飛び散らかした揚げ句、尿を取れなかった。という大失敗経験があるのです。

そのあと、トイレの便器から床からトイレットペーパーで丁寧に拭き、更に看護婦さんに「うまく尿が取れなかった」と告白した私の惨めさを想像してください。まだそれが9歳とかなら許されることだと思いますが、私の当時の年齢は24歳でした。はい。

まあ、そんなこんなで、朝から神経質に起きて尿を取ることになったのですが、これがなんとうまいこと取れまして、手にもかからず(笑)ばっちりフィルムケースにいっぱい採取成功。あーよかった、とそのケースをジップロックの袋に密封します。

だって、前回の検診で「尿は冷蔵庫に入れて保存しておいて、病院に持ってくるときもランチボックスのような保冷できるものに入れて持ってきて」と言われていたのですよ。えーランチボックスの横に自分の尿を入れてしゅっきーん?それだけはイヤじゃー。と思ったのですが、まあ別々に持っていけばいいだけの話で、なにもランチの横にいれる必要はないわけですな。まあ、とにかく保冷してかないといけないらしいので、ジップロックに入れて、保冷剤の上に置いて紙袋に入れて準備完了。

そこであれっくすを「今日は赤ちゃんの心音聞くんでしょ?起きなよ〜」といって起こしておいて、自分はシャワーを浴びたり出勤の準備をしたりしておりました。あれっくすは今夏休み中なので、別に私に合わせて早起きする必要もないのですが、休みと言えども論文は書かなきゃいけないし、ちゃんと普通通りに起きて生活することに決めているようで、私が起きたときにいつも起こしているのですわ。ちなみに彼は家にいるだけなので、ほぼ専業主夫業(掃除・洗濯・買い物など)を彼に押し付けているの状態です。まあ、家にいる人がやるべきですな、こういうことはってことで。男女平等、家事分業(?)ですよ。

で、あれっくすは通常はジーンズにTシャツなどのラフな格好をしておるのですが、今日は私が準備終わってあれっくすの様子を見に行くと!なんと仕事用のパンツにワイシャツを着ているではありませんか!「あ、あれっくすぅ、なんてカッコしてるのよ〜!」とあまりの驚きに声をかけると、「今日はベイビーの心音を聞くんだよ?!ちゃんとベイビーをリスペクトしていいカッコしないと悪いじゃないか!」だって……そんなベイビーはあんたの服なんて見えませんってば。っていうか、いつも私のお腹の中に入ってて、いつも近くにいるわけで、別に病院に行くからってそんな着飾らんでも……

まあ、あれっくすがそうしたいというんだからそうさせてあげましたが。まあ、ドクターには「愛する妻の検診に一緒に来たくて、仕事中抜け出してきたオット」のようにも見えるわけで、「普段カジュアルなのに、心音のために着飾っている」ことはばれないだろうし(あれっくすが言わないかぎり)、あんまり恥ずかしいわけじゃないからほっときました。

で、病院。今回は、あれっくすも間違いなく診察室に一緒に入ってきました。体重、血圧。体重はまたしても「あんまり増えてないわねー」と言われる始末。おかしい。家の体重計では明らかに2キロ増えてるんですが、病院の体重計だと1パウンド(約450グラム)しか増えておりません。なんかねー、あの病院の体重計信用できないよなーと思ってしまう私でした。大体服着たままはかってるわけだしさー。今日はかなり底の厚い重いサンダルを履いていったわけで、そのまま乗ってるから、その分も重いはずなのに、どうなってるんでしょね。

そして、そのままナースに血圧を測ってもらい、後生大事に運んできた尿を提出。ナースは、ケースを開けると、なんか試験紙みたいなのをそこにぴちょっと付けて「Fine!」と一言いっただけで、残りの尿はばしゃーと流しに捨ててしまいました……流しにばしゃーかい!と心の中で叫んで見ていた私。しかしあんなに朝から緊張して細心の注意を払って取り、保冷剤に包まれて運ばれた大切な尿なのに、あの「ぴちょっ」のためだけかー。なんてがっかりする。

それから待望のウルトラサウンド。前回あれっくすは聞きのがしてしまい、2〜3週間もグチグチ言っていたわけなので、ウルトラサウンドしますねーと言われた瞬間、イスから身を乗り出してこっちを見守っている。私はスカートをたくしあげて、パンツをちょっと下ろして診察台の上で待機。で、ナースが例のゼリーをにゅーっとウルトラサウンドのバーに付けて、私の子宮辺りにグニュグニューとつけて動かしてくれた。そういや、心音が聞こえる場所ですが、これ、実はかなり下の方です。私はおなかのウエストら辺、上の方が大きくなってきてるので、赤ちゃんはおへその下辺りにいるのかと思ったのですが、実際ウルトラサウンドのバーを当ててるのは恥骨のちょっと上辺りでした。これまたびっくり←こないだの時は気が動転していて、そんなことまで気が付かなかった)

「どんどんどんどんどん!」あれっくす目を真ん丸にして、こっちを凝視している〜!私は2回目なのでちょっと余裕の顔をしてあれっくすの表情観察をしているのだが、あれっくすはあまりの驚きに口まであけておった。そして「心音早くないですか?これ普通ですか?」とか聞いてるし……(笑)。ナースに「心拍数は150ね。そうよ、赤ちゃんってこのくらいなの」と言われて、そうなのか〜!という顔をしつつ聞き入っている。なんか私よりも楽しんでるみたいで喜ばしいかぎりである。

そこまでやったら後はまたちょっと診察室で待って、ドクターが登場をするのをまつことに。今回アポを入れたドクターは、前回、前々回のハンサム先生の奥さんであるところの、奥さん先生です。別にこの夫婦がクリニックを経営しているわけではなく、夫婦で同じ病院に勤めているだけのようです。もしかしたら、同僚であったところが、恋に落ちてしまったという職場結婚かもしれないけど。まあ、そんなことは聞いてないので知らないですが。

で、奥さん先生登場。こ、この人がまた美人だ!金髪をベリーショートにした先生で、しかもすらりとしていて美しい顔をしている。えーこの夫婦って美男美女カップルなのか?と一番最初に思った。しかも表情も優しければユーモアもあり、必要な説明はてきぱきしてて、よい先生の雰囲気を漂わせている(後であれっくすも同じことを言っていた)。

まあ、ここまで来ちゃってるとドクターがやることなんてそんなにないわけで、「最近はどう?」「ご飯食べてる?」「何か質問ある?」ってなもんなんだけど、私はこないだから思っていた「日本の産婦人科界では妊婦の体重増加は15パウンド(約7キロ)までが望ましいと言っていて、厳しく体重コントロールをしているんですよ。なので15パウンド以上増えた妊婦さんは産婦人科医師に叱られるから、それが怖いとかいう話もあるくらいなんですよね。けど、アメリカじゃあ25〜35パウンド(12〜16キロ)くらい太らないといけない、っていうじゃないですか。なぜでしょう?」この質問を聞いてみました。

で、奥さん先生は、その話を最後まで聞いたあと、「15パウンド?そんなに少ないの?」とかなり驚いた様子で、「それはたまたま、あなたのお友達のかかったドクターの持論がちょっと変わってるだけなんじゃないの?もしくはそのお友達になんらかの個人的な、体重を増やせないようなトラブルがあるとか」と確認をしてきた。なので、「違います違います、日本では全体的にそういわれていて、どこの病院でも、今は大体同じことを言われるんですよ。それ以上増えると、産道に肉がついて難産になるとか、妊娠中毒症になるとか言われていまして。」と追加補足をする。

奥さん先生はうーんと考えてから、「アメリカじゃあ、25パウンドは最低太るようにするのが産婦人科では常識ってなってて、それ以下に抑える指導があるという話も聞いたことがないし、それ以下にしたらなにかメリットがあるという話も聞いたことがない。産道に肉がついても、普通は柔らかくのびるようになっているので、元々ものすごく太った人でもないかぎりそんなに「肉がついたための難産」の心配はいらないし、妊娠中毒症も太っている人も太らなかった人もかかる人は同じようにかかるし、かからない人はかからないし。体重よりは食事の内容のコントロールの方が重要だと思うよ。確かに、胎児と胎盤と羊水と……のモロモロ合計の重さを考えたら、15パウンドくらいの増加でも大丈夫というのはそうかも知れないけど、でも低体重児が生まれる確率も高くなるわけじゃない?そう考えるとどっちもどっちかなーという気はするけど……それにしても、15パウンド以下というアイデアを日本では、国を上げてどの産婦人科も提唱しているというのは知らなかったわ……これはほんと、初めて聞いた話だわ。面白いのねえ、日米の違いって」という答え。

つまり、奥さん先生も日本の医師の考え方はわからない、ということだったですね。アメリカはこうだしねーという感じの回答でした。なるほど〜。←って、今回はそんなに納得できた答えをもらったわけじゃないけど。

そして、次の検診ではエコーをすることに決定しました。日本では検診のたびに毎回エコーをするらしいですが、アメリカでは妊娠全期間を通して通常は1〜2回しかしないそうです(なので、日本の産婦人科に行ったことのある人とか、日本の産婦人科事情をよく知っている人がアメリカで診察を受けると「エコーをしてくれない!何で?!信じられない〜!エコーもしないで胎児のサイズとかわかってんのかしら?心配だわ」となることも多いらしい)。エコーをあんまりしない理由は定かではありませんが、エコーをしなくてはいけないような理由(なんらかの異常やトラブルがあるとか)がない限りは、保険でカバーできないからじゃないかなあ?と思いました。きっと保険会社の方で「通常の妊娠では保険適用は2回まで」とかあるんでしょきっと。だって一回400〜500ドルもするんだしねえ、こっちのエコーは。

あとは、エコーもあんまり胎児にいいわけじゃないから、必要がないなら毎回しなくてもオッケー。という意見もあったし、エコーで毎回見て、胎児のサイズを確認しても特に異常がないのならあまり意味がないから、という話もあるようですね。まあ、この辺は習慣と医療費、保険システムの違いのせいかも知れません。ちなみに胎児のサイズですが、ドクターがお腹の上から子宮を触って、「うん、この週数でこれならば、パーフェクトなサイズだと思うよ。お腹があんまりでてないから、「ちゃんと育ってないんじゃないの?」とか外野の意見がうるさいかも知れないけど、ちゃんと医師が触ればわかるんだから、周りの意見は聞き流しなさいねー」と言われた。ま、そんなふうにわかるものらしい。

で、次回のエコーに関しての説明書をもらっておいた。エコーってかなり事前の準備が必要らしくて、エコー自体は10:15から始めるけれど、その1時間前の9:15までに水を32オンス(約1リットル)飲んでおくように、という指示であった(飲み始めるのはエコーの1時間半前の8:45で、飲む前に先に膀胱に入っている尿はカラにしておくこと。とかいろいろ細かい)。

どうやら、アメリカではエコーを取るのはドクターやナースではなく、「エコー技師」らしいのだ。で、そのエコー技師ってのはどの病院にも必ず常勤しているわけではなく(そりゃ、一人の妊娠期間で1〜2回しかエコーとらないくらいしか需要がなかったら、エコー技師は常勤してても暇なだけだよね。心臓科ではエコーの機械も据え付けだったし、技師が常勤してるようだったけど……きっと、産婦人科のエコー技師は、エコーの機械をもってあちこちの病院を回っているのであろう)、このクリニックでは月曜と水曜にしか来ないらしい。なので、4週間後の水曜日(9/12)にあなたの分を予約を入れておくから、10:15に遅れずに来るように、と念を押された。ほほぉ。

ちなみに9月に入ってしまうと、あれっくすは学校が始まるわけで(あれっくすは学生だけど、もう授業をとったりはしていなくて、論文を書いているだけなのだ。あれっくすが学校に行くのは、教えるためのクラスがあるからであり、教師として学校に行っている)、水曜日の午前中などに病院に来るわけには行かない。しかも、教えるほうだから簡単に休むわけにも行かない。←と私は思っていた。だって、あれっくすはめったなことがあっても絶対に休講にしないもん。信用にもかかわるからって。今まであれっくすが休講にしたのは、日本に行ったときの一回だけしか知らない。

しかし「なんたってエコーだもんな。僕、その日のクラス休講にするよ。きっとみんなわかってくれる」と自信満々で言っていた。会社に戻ってから私もこの話をしたら、「そりゃあれっくすは休講にしてもエコーに一緒に行くべきだよ。みんなわかってくれるって、そんなの当たり前のことだし」だって。日本じゃあ、奥さんの出産でもなかなか会社は休めないだろうに、エコーくらいでこんな騒ぎとはアメリカって面白い。


8/20/2001

■食べ過ぎ妊婦は苦しいの巻

最近お腹を注意してみておりますと、やはりすこーしづつ大きくなっているような気がします。先々週からそうだったんですが、仕事に今まではいていっていたスカート&パンツ類は完全に全滅で、元からちょっと余裕のあったワンピ(というか、サマードレスというか)を着るか、もしくは昔セールで半額以下だったので思わず買ってしまった、ワンサイズでかいローウェストのパンツをはいております。このパンツの時は、上はゆったりしたポロシャツかサマーセーターなどをだぼっとかぶせるような形のものを着ており、今まで愛用していたぴたっとしたシャツ類は全てたんすの奥に。

それから、同じような理由で(サイズが合わないんだったらセールで1/3の値段になってても買うなよーと自分でも突っ込んでしまうのですが)ワンサイズ大きいジーンズが2本もあるのですね。このうちの一本はかなりのローウェストで、買ったはいいけど合わなくてほとんど着ていなかったのですが、これが今の腹なら楽勝、もうちょっとでかくなったとしてもまだまだいけそうな感じで、しばらくはこれでカジュアルは大丈夫か?と思っている私。

まあ、こういうスタイルをしていますので、いまだ妊娠しているということは外から見ても分からないようです。うちのオフィスの同僚(3人目妊娠中)は、14週くらいの時点からもうかなりお腹がでかーくなっており、見るからに妊婦さん!という感じだったのですが、やはり私は初めてなので、そんなにすぐにお腹は膨らまないものらしい。まあ、この調子ならばしばらくはなんとかなるかな。

しかし、ジーンズはともかく、こういうだぼっとして大きめの、そして仕事にも着ていける服ってあんまり持っているわけでもないので、着回そうにも1週間分のバリエーションもありません。毎週似たようなカッコで仕事に行っている私。買ったらいいのは分かってるのですが、ワンサイズかツーサイズでかいからねえ……来年着れないと思うと、この夏の終わりごろにわざわざ夏用のでかい服を買うのもアレだし、このまま涼しくなってセーターなどを着られるようになる秋を迎えることを祈っております。

さて、この頃気が付いたことなのですが。
経験者のみんなから「妊娠して安定期になると、色々食べたくなるよ」と教えてくれておりまして、体重コントロールの面からも気を付けなさいねーといつも言われるのですが、私ももれなく「たくさん食べたい」という欲求はありまして、普段よりもちょっとたくさん食べがちなことが多いです。

しかし、そこで気が付いたのが、「妊婦って、食べ過ぎるとお腹が苦しい」なんです。

あーもちろん食べ過ぎればお腹が苦しいのは当たり前でしょう。妊娠してなくってもお腹苦しい時は苦しいもんだ。というのは分かっておりますが、妊娠していなかったときの「お腹が苦しい」とはちょっと違う気がするのです。というのも、私は胃下垂気味なのかなんだか分かりませんが(そのわりには痩せているわけでもないが)、物を食べると胃の周辺(いわゆるみぞおちの下辺り)ではなく、下腹がぽこーんと出るのであります。普通の人って下腹は出ないのかなあ?胃の辺りが出るものでしょうか?この辺、私も他の人はどうなのかよくわからないのですが、「あーお腹いっぱい!」と他の人が言ったときにするジェスチャーや、食べ過ぎたからちょっと衣服を緩めるわ、なんていう行動などを見ていると、なんか、私と違う部分が苦しいのではないか?と思うことが多いので、ちょっと心配。もしかしてこの感覚は私だけの特異なものかもと思ってみたりもしますけど。

とにかく、私は、物を食べると下腹、おへその下が出てきます。よって、食べ過ぎたときも、ウェストが苦しいというよりも、例えばぴったりしたジーンズなどを履いていると、そのジーンズに圧迫された下腹が苦しく、座っているのも辛い状態になります。この状態だと、ベルトを緩めるとか、ウェストのボタンを外したくらいではとても楽にならず、ジーンズの前のチャックを一番下までびよーんとあけて初めて一息つける、訳です。食べ過ぎたあとトイレなんかでジーンズを下ろしてしまうと、その後履くのが辛く、チャックが全く上がらないことも多いです。でかいセーターを着ていたりするとそのまま上にかぶせてトイレから出てきたりということも多々有ります。

で、こういう私なのですが、妊娠中期に入ってから食べ過ぎた場合、正しく胃の辺りが出てきてとても苦しい。という状態になることに気が付きました。つまり、今まで食べ過ぎたときにびよーんと出てきていた下腹には、赤ちゃんが入って拡張された子宮が収まっているわけですな。だから、胃も、今までの下の方から、子宮に押されて上の方にちょい上がっているのであろう(と予想)し、そうすると食べたものも下腹には入れないわけで、通常の位置に来ているのではないかと。

とにかく、そのせいかちょっと食べ過ぎると本当に苦しいのです。今までの「下腹が出るからジーンズがきつくて辛い」という苦しさではなく(こちらの苦しさの方は、現在は食べ過ぎても下腹が出ないので全く大丈夫なのですが)、胸の下からおへそまでの間がぱんぱんに固くなって膨らみ、うぅぅ。苦しい……という感じの辛さ。実は、長い間生きてきて、こういう辛さは初めての経験でした。もしかして、普通の人が感じている「食べ過ぎで辛い」はこの感覚なのかも知れませんが、私はベイビーとその子宮のおかげで初めて体験する感覚です。すばらしい。

しかし、こうやって苦しくなれば食べる量も自然コントロールされて、体重管理にもなりグーかも。とほくそ笑むのもつかの間、私の元気な胃は、あっというまに食物を消化してしまい、数時間経つとまたすぐ食べたくなってしまうのでありました……結局食べる量は確かに増えてる……


8/22/2001(17週目)

■成長痛?の巻

今日の朝というか、気分的には夜なんですが、自分でも変な夢を見ているなー、なんでこんな夢見てるんだろう?と思いながら眠っていたところ、猛烈に胃が痛い気がして目が覚めてしまいました。時計を見ると午前5時。うひゃー朝早すぎ!と思ったんですが、とにかく腹痛が。

腹痛の場所なんですが、これが子宮辺りとかならものすごい心配して寝てるどころじゃなくて飛び起きたでしょうけど、痛い場所は、胃。先日「食べ過ぎで胃が苦しい」なんていう話を書いたばっかりなんですが、そんなこと書いたせいで胃が反応してるんだろうか?とまで思ってしまいました(脳と胃は兄弟分だそうで、悩んだりすると胃が痛くなるのはちゃんと関連があるそうです)。

痛さレベルとしてはかなり上の方で、現在は非常に眠い。と脳が思っているので半分寝てるようなウトウト状態でありますが、通常の起きている状態でこのレベルの胃痛の場合、寝てるどころじゃなくて「薬はどこじゃ〜」とかいいながら唸ってるだろう、という感じです。痛みは、きりきりして脂汗が出るタイプではなくて、どーんと下から押されているようなおもーい痛さです。押されているような痛さでこれだけ痛いのは初めての経験。痛いと思いつつ「でもこれも夢だったりして」「イヤ、たしか夢の中では痛さを感じないはず。だから夢かどうか確かめるときに“頬っぺたをつねる”という古典的、且つ実際には誰もやらないような方法があるんじゃなかったか?」などと理論的に考えていたりもしていました。

こんなに痛いんじゃ絶対眠れないよ、と思っていたのに、いぎたない私は結局15分くらい痛いと思ったくらいでまた眠りに落ちたようで(眠れるくらいだから大した痛さじゃなかったのでは?と起きた今では思ったり)、朝起きると胃がなんとなく痛い気はしたけど、別に特に異常はないようだった。まだ痛かったら今日は会社休もうと夢の中で思っていたので、ちえ、休めないや。と残念に思ったりもしたのだけど。

でもって起きて、顔を洗っているとあれっくすが起きてきた。「なんか明け方すごい寝返り打ってたけどどうしたの?」と聞かれたので、「イヤーお腹いたくてさあ。お腹って言っても胃だよ。それで目が覚めちゃって眠れなくて」なんて会話をしていたのだが、いきなりあれっくすが、「わああ〜〜!」と私の体を見て叫ぶではないか。「へ?」とおもって私は自分の下腹を見ると。

お腹昨日よりも出てるんですぅ。昨晩比で10%増しって感じ。びっくり。ちょっとづつ大きくなると思っていたのに、いきなり一晩で目で見て膨らんだと分かるくらい大きくなるとは。どういうことじゃあ。

そこまで思って、ピンと来た。もしかして、このせいで、胃が上に押し上げられて、押されているような鈍痛を感じたのだろうか。なんかそんな気がしてきた。これって成長痛か?なんて思ったり。あれっくすは「一応ドクターに電話したら?」とか私に聞いてるが、私は現在特に異常もなく、平気になった気がするのでまあいいや。ということにした。病院に行くのが面倒な私である。

会社にきて、同僚にこの話をすると「あ、私も最初の子供を妊娠している時にそういうのあったよ!そのうちねえ、もっとお腹大きくなると、肺まで押されて息がしにくくなったもんだよ。」なんてさらっといわれてしまった。そうなのか……まあ、そういうふうに言ってもらえてよかった。


8/28/2001

■胎動疑惑の巻

胎動ですが、私にはいまだによく分かりません……
キック!とか分かりやすい動きをしてもらえればいいんですが、なんか、例の「お腹で空気がピルピルピルピル……と動いているような」というくらいしか分からず、週末思いっきりガーリック使用の料理を食したため、本気で腸内のガスなのか胎動なのかサッパリです。胎動かしら?とか思うと、これがガスで、思いっきり毒ガスレベルの匂いのものが体外に排出されたりして、おー、違ってたか。と思ったり。

傾向からいうと、腹の中でなんかが動いてるか?と思って集中しているときはピクとも動かないんですが、ネットしてたり、テレビみてたりすると、なんか「ピルピルピルピル……」となっている気がして、オヨ?と思って腹に気持ちを集中すると、ぴたりと止まる。ありゃ、気のせいかと思ってまたネットやテレビに戻ると、また「ピルピルピルピル……」で、おやま?と思って腹に集中すると、ピタ。と、止まる。

おいおい、ダルマさんが転んだじゃないんだから。

しかし、やっぱりこれって胎動でしょうか。なんかよく分かりません。これが胎動だとしたら結構楽しいかも知れないけど。でも経験者の人の意見では、もうはっきり「赤ちゃんが蹴ってる!」とか分かるようになるという話ですし、もうちょっと様子を見ましょう。

さて、私の腹(上部)ですが(笑)。こないだも書いた通り、もの食べると、ちょっと食べたくらいで乳のすぐ下くらいから、胃がぱんぱんに張ります。しかも痛いほど苦しい。これ、慣れてないからもあるかも知れませんが、しゃれにならないくらい苦しいです。そのくせ、この苦しさも、消化されていくとだんだん楽になるため、ちょっと楽になると「お?」とか思って更に食べてしまいます。結果として、こまめにたくさん食べてるような。最近は、ツナサラダサンドにはまってしまい、一人で大量に製作しては消化しているのですが……。欲望のままに生きておこう(笑)。

さて、こんな様子ですが、腹は食べた直後はすごいことに。食後に上半身裸で、横向きになって鏡を見てみたところ、シシャモみたいな腹になっておりました。ああ悲しい。なんて醜い腹でしょうか。はっきり言って、みっともないの一言です。更に、乳はグロテスクに巨大化しており、乳首はメラニン色素が集結して、将来あかんぼに吸われてもいいように準備をしておるようですが、その色も形も、まさに内臓器官の一つのようにしかみえず、もう「キモチワルイ」としか形容の出来ないような様相です。

しかし、あれっくすは、鏡に自らの姿を映して半泣きになっている私を見ては、「あー妊婦って美しいよね〜」「こんな素晴らしい姿、写真にとって残しておかねば」「今しかチャンスないし」とかゆうてます。シシャモ腹に気色悪いミルクマシーン(内臓付き)なのに、絶対に美意識がどこかで欠落しているとしか思えないのですが。それとも、アメリカでは、こういうのを美しいと思うように小さいころから教育でもされているのでしょうか。だとしたら素晴らしい。

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