ぱたのたまご・妊娠三ヵ月後半

/ 妊娠二ヵ月 (発覚〜7週)/
/ 妊娠三ヵ月前半(8〜9週)/
妊娠三ヵ月後半(10〜11週) /
/大パニック(通常からは予想もできなかった)に襲われるの巻/大パニックに襲われるの巻、続き/
/ 妊娠四ヵ月 (12〜15週)/
/ 妊娠五ヵ月前半(16〜17週) / 妊娠五ヵ月後半(18〜19週) /
/ 妊娠六ヵ月 前半(20〜21週)/ 妊娠六ヵ月後半(22〜23週) /
/ 妊娠七ヵ月前半(24〜25週) / 妊娠七ヵ月後半(26〜27週) /
/ 妊娠八ヵ月前半(28〜29週) / 妊娠八ヵ月後半(30〜31週) /
/ 妊娠九ヵ月前半(32〜33週) / 妊娠九ヵ月後半(34〜35週) /
/ 妊娠十ヵ月前半(36〜37週) / 妊娠十ヵ月後半(38〜40週+) /

/ 出産レポート前半 / 出産レポート後半 / 出産レポートその後 /
/ おまけ「無痛分娩について」 /


7/06/2001(10週目)

今週は水曜に独立記念日があったので、なんか週のリズムが変な感じです。
もうはやくも金曜日なんですが、あんまり今週働いた気がしない(事実働いてないのかも)。

たまごちゃん日記なんで、妊娠関係のことを書こうと思ってつけているのですが、最近書くネタがないです。
というのも全く妊婦の自覚症状なしって感じなので……事件もない時に無理矢理書いても、つまんない文にしかならないので、更新どうしようかなーと思ってるんですが、更新しないと、ぱたうだやハム歴、映画話に雑記帳のように(←ほぼ全てじゃん……)、また癖になって三日坊主状態になるのもいやなので、がんばって書いてます。

最近多くの方から勧められました、「What to Expect when You're Expecting」という本を購入して読んでいます。アメリカではベストセラーのものすごい有名な本らしく、アメリカの妊婦さんはほとんど読んでるんじゃないの?ということでした。もちろん英語の本なんですが、文芸物とか法律絡みのような難しい内容ではないので(いや、妊娠関係の話が簡単というわけでもないけど)割と読み易く「今○か月ならこういうことが起こるでしょう」というようなことを、分かりやすく個条書きで書いてある感じの良い本でした。

そこに書いてある「今3ヵ月ならば……」という場所をくわっという感じで読んでみました。いくつか当てはまっているようなので、やはりそうなのかーと思ったり。でも、よく考えると前からそうだったかも。とか、妊娠とは関係ないかも。と思ったりもしてます。

細かくいえば、「そういえば最近あんまり好きじゃなかったアメリカのイチゴ(日本のに比べて酸っぱくて固いので嫌いだった。本当にアメリカのイチゴはまずい)が好きでよく食べてるよな〜」とか、「妙にアイスが食べたくてしょうがなくて、ハーゲンダッツの屋台に駆け込んで食べた」とか、以前とは違う症状を示してはいるんですが、なんかそれが妊娠と結びついているのかがよく分からない。

よくある「○○の匂いがダメになった」とか「鼻が敏感になった」というのは、あるい意味ちょっと楽しみにしてたんですが(どんなふうに変わるんだろう?と)全く変化ナシです。匂いに関することについては、前とほとんど変わってない気がする。うー。犬並の嗅覚(まではならんか……)ってのを楽しみにしてたのに。

ただ、やっぱりお腹がちょっとでてきている気がします。気にしすぎかなーと数日は思ってたんですが、でも会社でぴったりした服着てたら「ぱたったら、やっぱりお腹ちょっとでてきたね」なんて指摘されてきたんで、うーやっぱり気のせいではないな、とは思ってるんですが。今日は腹の目立たない服を着ています。さて、いつまでジーンズはけるんでしょうね。

でもねー、これってほんとに胎児が入ってるのか?とか疑問なんですけどね〜。前にも思った通り、単にダイエット辞めたから太ったのかもしれないし。下手すりゃ、うんちが詰まってるだけでは?とか思ったり。うんちの可能性はあるぞー、なんか最近便通悪いし。

! あら?
便通悪い=妊娠症状では?!この本にも書いてあるぞ!
ああ、こうやって考え出すとキリないですわ……

あと、今日「スナッチ」のDVD買って来ました。愛しのベニチオくんがでているので嬉しいです。もちろん「トラフィック」も買ってあります。マミーで黒マントの素敵な役をやっていたオデッド・フェアーも大ファンなのでマミーのDVDもあります。いいオトコ(私にとって)をたくさん見て胎教にしときましょう。←あれっくすに失礼


7/7/2001

せっかくの週末なので、お買い物に行ってきました。といっても何を買ったわけでもなく、巨大モールをうろうろした程度ですが。エクササイズも兼ねてのことです。全くミシガンにいるとちっとも歩かないので、こうでもしないと運動ができない。わざわざ運動するためにジムにお金はらって通うのも馬鹿馬鹿しいし。ちなみに、ウチのアパートにもジムが付いている(トレーナーはいないけど、マシーンは取りあえずある)らしく、住民はタダで使用ができるらしいんですが、一回しか行ったことがありません。そして、それっきりです。やっぱりお金を払ってないと「元を取ろう」という気にならないから続かないのだろう……そして、お金を払っていてもやっぱり面倒になって続かないことだろう……

さて、モール内をちょっとハードに歩き回ったあと、本屋のトイレで一息して、ふと下方に視線を落とすと、下着に血が!!と言うことが発生。いや、実はちょっと焦りました。ただ、しげしげ観察したところ、血液オンリーではなく、ディスチャージ(おりもの:ちょっと生々しいかと思って英語にしてみた)にちょっぴり混じっている感じ。さらに、現在は出血してないようだし、完全に乾いている(露骨……)ところからみて、だいぶ前(下着を換えたのは朝だったので、多分朝早く)に出血したのに気が付かなかった、という感じだったらしい。

しかし、その本屋でのトイレの前に、最低3〜4回はトイレに行っていたと思うのに、全く気が付くの遅い私である。私は日頃から、トイレのたびにしっかり下着を見てないで、ぼーっと用を足してるのがここで証明されました。この日は別におなかが痛いとか、血が止まんないとか、そういうこともないのでほっておきました。本当は病院に電話して「どういうことでしょう?!」ってやったほうがいいんでしょうが、どうも大ざっぱで困りますな、私は。それっきりでお股からはなんの音沙汰もないんで、まあよしとしておきました(ヨイコは真似しないほうが良いでしょう)。


7/8/2001

とことんだらだらしております。
実は週末ネットにまるっきりつながなかったので、先週↑の内容も今日のと一緒にアップになることでしょう。どうも、モデムのダイヤルアップが面倒なので、週末はほんとーにネットにつなぐ気がしません。思いきってケーブルかDSL入れちゃえばいいことなんでしょうけど、「毎月50ドルか〜」と思うとイマイチ踏ん切りが。ほとんど使いもしない携帯(だって家と会社の往復しかしてないもん……)に毎月50ドル近く払ってるのでそっちを回せばいいんだけど、いや携帯も「もしも」の時にいるしなーと思うとまた決心つかず。

さて最近情報。元妊婦のらんさん、現妊婦の春ちゃん、日本に里帰りしていて日本の書籍が手に入り放題だったYokyさんに、妊娠関係の雑誌を送ってもらったのでした。これがまた、読み出すと止まらないんですが、読めば読むほど「ぎえー。マジ?」「知らないほうが幸せだった……」ということが多く、つくづく世の中のお母さんを尊敬してしまうのでした。ほんと、妊娠雑誌(写真付き)ってホラー並にコワいっす。スプラッタなのも多いし……。ほんと、読めばよむほど「朝起きたら、知らないうちにまくら元にコウノトリさんから赤ちゃんが配達されてるといいのに……」と本気で思っているぱたであります。あるいは、あれっくすに出産代わってもらうとか。いや、それにしても出産ってすごいのね。

あと、妊娠雑誌に影響されてヒジキを煮てみました。
ヒジキはカルシウムやら鉄分やらいっぱいで妊婦じゃなくても体にいいらしい。日本にいたときはまあまあ好きなメニューではありましたが、自分から作ってみようと思うほど魅力的なものでもなく、だいたいヒジキだけで夕飯済ますというわけにも行かないので、一品料理のメニューではまず選択しないものであったのですよ。でも、まあそんなにいいって言うなら作ってみようかと。

で、ヒジキの袋(ヒジキ本体は日本スーパーで購入。高いけど仕方ない。ついでに日本スーパーでヒジキに入れるコンニャクや厚揚などまで購入してしまった)の裏に書いてある通り作ってみたところ、これがまた、とってもおいしく出来ちゃいました。落とし蓋がなかったので、落とし蓋の代わりに平たいお皿を利用したのはご愛嬌←しかし把手がないので、それを取りだすのは大変でしたが。ああ、こんな簡単においしく出来るものなのねーと思い、これからちょこちょこ作ろうかと思った次第。厚揚やコンニャクはお高いので、次回からはアメリカスーパーでも売ってる固めの豆腐を刻んでいれることにしようと決心。

あれっくすも、出来上がったものを見て「ぐえ〜、なにこの黒いの?なに入ってるの?これ。生き物?」などとと怯えていたわりには、口にしたら「案外おいしい」と言ってお代わりしとりました。そうだろう、そうだろう。ヒジキメニューのバリエーションも考えておこうっと。これ、余分に作って凍らせるとかって技も行けるんかねえ?こないだ、豆腐関係のものを凍らせて、大失敗した(豆腐はうまく解凍できない)ので、凍らせてOKかどうかは慎重になるわ。あ、でも具に豆腐を入れてらうまく行かないかもな。面倒でもこまめに作ったほうがいいのかしらん。


7/9/2001

月曜です。週末あっというまでしたわ。

そうそう、下着の件。「皆は下着は何を着てるのか」「デカパンはいつから履くのか」と言うことを7/1に書いてみたところ、お友達や「ぱたのたまご」を読んでくださった方からお返事がたくさん寄せられました。ありがとうございます〜。多くの方が「初期から妊婦用の下着を履いていた」とのことでした。そうか〜。

しかし、アメリカで妊婦用の下着ってどこでゲットするんでしょうね。今まで興味もなかったので、そういうお店はどこにあるのか、どこに行ったら手に入るのかすら良く分かっておりません。モールに「妊婦さん用ブティック」のようなのがあるのは知ってるんですが、あの店の奥に行ったら下着や腹帯なんかも売ってるんでしょうか。そういや、会社の秘書の人にちょっと下着の話を聞いてみたところ、「妊婦用のデカパン?うーん??」「妊婦用サポーター?!そんなの聞いたことがない」という返事。えーそうなの〜。ウチの母は「戌の日の腹帯送ろうか?さらしじゃ巻きにくいだろうし、お母さんもあんたを妊娠したとき使ってたようなガードルの形のサポーター送るから」と張り切っていたし、日本の妊婦雑誌にはそういうガードルについて山のように情報があったのだが。あれっくすママも「妊婦用のサポーター?妊婦はお腹圧迫したらダメじゃないの?」といっているので、アメリカではサポーターは一般的じゃないのかも知れません。

あ、腹帯はまだ先の話だけど。今はパンツの話ね。

アメリカ在住の方から「こっちのパンツのMとかLはでかいから、それでも行けるのでは?」というお話もあり、参考にさせていただこうかと思っております。それでいいならお安いから嬉しいわ。

しかし、いつからデカパン?という問いに、こないだ2児の母になった友人からの“いつから着る?なんで心配しなくても、腹が出てくれば、普通のパンツなんて入らなくなるから、その時から着ればいいよ”というアドバイスは至言でした。やはり経験者の意見はすばらしいですな。

それから、これ更新する前にメールチェックしたら、やっぱり妊婦の友達から「まだお腹でる月数ではないのでは?」と指摘され、やっぱりうんちかも……と思いながら腹をなでるぱたであります。


7/10/2001

■大パニック(通常からは予想もできなかった)に襲われるの巻

7/7の日記のところで「出血があったけど大したことなかったからほっといた」という記述をしたところ、「初期の妊娠中の出血は大事なこともあるから、ドクターに電話したほうがいいですよ!」というメールを頂きました。それまで、ぜんぜーん気にしないで、平気でしょー。と思っていたのですが、そういうふうに改めて言われると急に心配に。←そして、慌ててYokyさんから送ってもらった「たまひよ大百科」などを読み、やはり「初期の出血は流産の可能性あり」なんてことが書いてあるのを見てさらに焦るぱた。

気にしていなかった理由は、なんか別にお腹も痛くない・一回限りで他には出血がない・自分では何かあかん、という気がしなかった(いいかげーん)、ということの他に、最初の検診の時にドクターから妊婦さんの心得、みたいな紙をもらったのですが、その紙に「次の検診までにもしかしたらあるかも知れないこと」っていう項目があり、そこに「この時期胎盤が出来たりするから、ディスチャージに血がちょっと混じったのがでることがあるけど、パニックにならないように」って書いてあったことも関係している。なので、ああ、これがあそこに書いてあった出血かな?と思って特に心配もしていなかったのである。

……ハズだったのですが。私がこういうことでパニックになるとは自分でも思わなかったんだけど、自分の意志とは無関係にパニックになっていってしまったのでした……メールを読んだのがもう夜中だったので、今からドクターの緊急番号に電話するわけにもいかず(そこまでヒステリックになっていなくてよかった)夜は眠れなくてあれっくす相手に泣いてしまう私。

最後は「もしかしたら赤ちゃん死んでるかもしれないのに、ほったらかしにしてた私って母親失格。もうママになる自信がない」「サイトでもみんなにおめでとうって言ってもらったのに、いまさらダメになったなんて申し訳なくて言えない」と訳の分からないことまで言いだし、落ち着け、と言われても落ち着けない状態に。これを書いている今思うと、なぜそこまで思い詰めたのかよく分からないのだが、その時はどんどんそういう方向に思考が行ってしまい、止まらない状態になったのである。本当に、昨日までの能天気な自分(と、今元に戻った通常状態の自分)からすると信じられないほどのパニックぶりである。

これではあかん、心の平安のためにも、やはりドクターに話してきなさい、とあれっくすに言われて、そうだよねーそうだよねー、と譫言のように繰り返す私。次の検診は7/19の予定だったけど、まだ一週間もあるのでそれまで待ってる余裕もない。ということで、明日はドクターと話すぞーと心を決めた。


7/11/2001(11週目)

■大パニックに襲われるの巻、続き

昨晩は心配のあまり、あまり眠れないまま朝を迎えた。何よりも一刻も早くドクターと相談したいという思いでいっぱいなのである。寝てる暇はないのだ。というわけで、アサイチで病院へ。電話してもよかったんだけど、電話にすると「じゃあ、3日後の○時に来て」とか言われそうだし、そうなるとその予約までの間、悶々として過ごさないといけないわけで。それはイヤだ。病院は仕事場から建物中を歩いて30秒くらいの場所にあるんで、直接行って、もし朝早くてドクターに時間があるようなら、そこでちゃちゃっと質問しようと思って出向いてみた。

病院に行ってみると予想に反して患者さんでいっぱいだった。こりゃ、ちょっと聞くって訳には行かんかしら、と思いつつ、受付の人に「ちょっとドクターに質問があるんですが……。今5分だけでいいんで、誰かに相談できませんか。私、すぐそこで働いてるんで、今すぐがダメでしたら名刺置いていきますから、時間が出来たときに電話で連絡して下さったら30秒で飛んできますが」って言う。よっぽど青白い顔をしていたのか、切羽詰まっているように見えたのか、受付の人が心配そうな顔をして、「何か悪いの?緊急なの?」と聞いてくれた。

思いがけず優しくされたせいで泣きそうになりながら、「私、前にここで最初の検診を受けてて、今11週目なんですけど……」と言い掛けたところ、受付の人も「もしもすごく心配ならば、今ちょっとドクターに聞くだけじゃなくて、アポ入れてきちんと診てもらおうか?」って言ってくれる。そうしてください、と力なく言う私。確かにちょっと聞くよりも診てもらったほうが安心度はアップであろう。すると「今は混んでるから、今すぐはちょっと無理なんだけど、どうせ相談するなら前検診してくれたドクターの方がいいよね?お仕事してるんだったら昼間よりも退社時間に近いほうがいいかな、ちょっと早めに退社してこっちに来る?」とかいろいろ気を使ってくれた。なので、「そうですね、それじゃあ夕方遅くにお願いします」ということになり、4:40に予約を入れてオフィスに戻る。

あれっくすに電話して「ドクターとちょっと話すだけじゃなくて、4:40にアポ取って診てもらうことにした」と連絡する。あれっくすは昨日からの私の落ち込みぶりを心配していたようで、「今日中にアポ取れてよかったじゃん。大丈夫だよ」と必死に電話の向こうから慰めてくれる。「僕も4:40に一緒に行こうか?」といってくれたのだが、「イヤ今回は質問するだけだから、わざわざ来なくてもいいよ」と言ってしまった。結果からいうと、あれっくすに来てもらえばよかったのだが(あとの祭り)。

さて、問題の4:40まで、私はまんじりともできない。しかし、仕事はある。やらねばならぬ。でも手に付かない。という状態で、耐えきれず3人目妊娠中の同僚に泣きそうになりながら話した私。ほんと、コトが片付いた今思うと、なぜあそこまでパニックになったのか全く理解できないんだけど、やはりこれも妊娠中のホルモンのせいかなんかなのだろうか。同僚も仕事のことで私のデスクまで来たのに、引き留められて延々私の心配事を聞かされて、さぞかし驚いたことであろう。とても迷惑なぱたである。

その同僚はやっぱりベテランの風格を漂わせ、「自分でなんともないって思ってるんだったらなんともないって。心配しすぎるほうがよくないよ、このせいでベイビーもきっとぱたのこと心配してるよ」と一喝された。おっしゃるとーり。それにもう腹の中のたまごちゃんがダメになってるなら、ここで数時間心配したところで何が変わるわけでもない。だよね。

というわけで、取りあえず仕事に集中。切り替えは素早く。そうこうしているうちに4:35に。「早めに帰りまーす」というわけでオフィスをあとにし、病院にゴー。病院に着くと、あまり待っている人はおらず、早速診察室に通される。ナースがやって来て、体重と血圧を測る。こういう突然来た診察にもこういうのやるのだな、と思いつつされるがママに。

すると「まあ、あなた前回より5パウンド(2キロちょっと)も落ちてるじゃない!」と指摘される。うちにある体重計で測っているかぎり、一パウンドも落ちていないはずなので(逆に増えてるような)そんなはずはない、と言ってみるが、「悪阻がひどいの?食べられないの?それで今日来たの?」と畳み掛けられた。

というわけで、「イヤ、それで来たのではなく、ちょっと心配があるんで……」と言ってみる。そして続けて、今日一日私を悩ましていた「ディスチャージに血液が」の話をナースに切々と語ることに。するとナースは「一回限り?土曜日だけ?その血液は何色だった?あとは痛みも何もない?あなた前の晩セックスした?」ときくので(しかしこのナースは私が答えるのも待たずたくさん質問するので焦る)、「土曜日に一回限りです、茶色っぽく見えました、痛みはないです、セックスはしてません」と答えると、「こういう初期の妊娠で、ディスチャージに血が混じって茶色に見えるってのはよくあることよ。全然心配いらないわよ」と言う。「だいたいセックスしたから出血するって人がほとんどなんだけどね、そうじゃないなら多分子宮に残ってた古い血が出てきたとか、そういう事だと思うわよ」とのこと。

「えー、ほんとにそうなんですか……でも、流産とか、赤ちゃんが中で死んでるって事があるって聞いたんですけど、そういうのじゃないんでしょうか?」とさらにまた言う私。ナースを信用していないわけじゃないけど、今ナースに言われたことは前回の検診でもらったパンフに書いてあったことで、それはもう読んで知ってるのだー、でも心配なのだーという気持ちなので、大丈夫というなら証拠を出せ、という感じである。

するとナースは、「それじゃあ、赤ちゃんの心音聞いてみようか」っていい、ウルトラサウンドの機械を出してきた。

え?今心音聞くのん?あーあれっくす聞きたがってたのにな〜(次の検診で心音聞けるらしいよ、とあれっくすに話したら、万難を排してでも次の検診は一緒に来て、診察室にも一緒に入って聞くんだ!とものすごくリキが入っていたのだ)、とちょっと抜け駆けした気分。

ナースはウルトラサウンドの機械をあてる前に「まだ心音聞ける週には早いから、聞こえなくてもショックじゃないからね」と念を押す。ハイハイ、早くやって〜。と、しっぽ振り状態で待っている私。でも、もし聞こえなかったら問題があるかどうか分からないままになるのかも……と一瞬思ったとたん、ウルトラサウンドの機械から「ドンドンドンドンドンドンドンドン!」という音が(ものすごい早いビート!)。え?え?と思っていたら、ナースが「これがベイビーよ。すごい音じゃない、元気元気」と……

なんか、みんな「胎児の心音聞いたら感動するよ」って教えてくれてたんだけど、私は感動というか、「えー!これが心音?私の心音と違ーう!(比べるな)」が最初に感じたことで、次は「こういう心臓持ってる何かが私のあそこにはいってんのか〜?!」という気持ちでいっぱいであった。心配していた「流産かも」じゃ全然なかったことが分かったわけで、本来ならそこで感動に打ち震えて、ベイビーは無事だったのね、ママは嬉しいわ。という感情が起こるかと思ってたのに、そうじゃなくて「私のとはビートが違う新しい心臓を持った未知の生き物があそこに……」と思ってしまった(その未知の生き物が死んだんじゃないかって心配してたのは自分だろ!なんだこの態度は!)。

心音を聞いてる私に、ナースは「あなたは痩せてて小さいから早くから聞こえるのねー」と言う。毎回毎回、アメリカでは「小さい」「痩せてる」って言われるのだが、言われるたびに、ほんまかー?冗談やめぇ!と思ってしまう。ただ、あまりにも言われるので、ついつい「私って痩せてる?」と勘違いして甘えてしまうのだな。そのため久しぶりに日本に帰ると「あんたすごく太ったね」「ちょっと太り過ぎだよ」「みっともない、ダイエットしなさい」と言われる羽目に……

そして、ドクター登場。前回のハンサム先生である。もうナースが私の悩みを解決してくれた後なので、別にもうどうでもよかったのだが(笑)。ハンサム先生曰く、赤ちゃんの心音が聞こえてるし、一回だけの出血だったし、全く心配いらないよ、と再度強調。「でも、もし他に心配なことがあったら、いつでも電話してくれていいからね。そのために僕達がいる訳だから。心配を抱えてるほうが赤ちゃんにはよくない」と言ってくれるので安心する私。いいドクターで嬉しい。

しかし、一つだけ。「体重減ってるじゃない!ダメだよ〜!もっと食べないと!」と言われた。慌てて体重は別に減っていない、このクリニックの体重計がおかしいんだ、と反論してみる。ハンサム先生も「そうかなあ?本当に減ってない?ならいいけど……」と引き下がったけど、「でもね、ちゃんと食べなさいよ。あなたは特に小さくて痩せてる(また!)んだから、しっかり体重は増やさないとダメだよ」と念押しされる。体重を増やしたらいけないという日本のお医者さんと逆である。ここでハンサム先生と「私は日本の標準では決して小さくも痩せてもおりませんっ!」と議論しても仕方ないので、はーい。ちゃんと食べまーす。と答えておく。

それから、心臓科の結果も聞かれた。私はてっきり心臓科からレポートが行ってるんだと思ったので、「え?来てません?」というと、まだ来てないとの返事。だいたいこういうのは頼んでも2〜3週間くらいかかるので(いやードクター間もまるで移民局のよう)まだ出してないのかな、なんて言っている。全くアメリカ人はノンビリだなーと思うことしきり。

まずはドクター・スミス(仮名)の謎。から迫ってみた。←知らない方は6/28のページを参照。ハンサム先生はドクター・スミス(仮名)がそういう事になっていることを知らなかったらしく、何があったんだろうね〜?とは言っていたが(もしや彼が知っていないかとちょっと期待したのだが)、「それよりも、あなた他の先生にちゃんと診察受けてきた?ドクター・スミス(仮名)がいなかったからって帰って来たわけじゃないよね?」と心配された。あまりにもドクター・スミス(仮名)の謎を気にしすぎだったかも知れぬ。なので、「ハイ、代わりのドクター・マッケンドリッヒに診察受けました」と答える。

するといきなり「で、ドクター・マッケンドリッヒはなんて言ってた?」と聞いてきた。私はてっきり心臓科からのレポートが来るまで待つわ、というのだと思っていたのに、私に聞くのである。

なので、「これこれこういうふうに言ってました、それで心配いらないそうです」と説明すると、「日本のお医者さんには何も言われなかったのに、アメリカに来て急に言われるようになったことについては、なんて言ってた?」と聞かれた。「それはカルチャル・ディファレンスのようです」と、日米の医者の考え方に違いがあるらしい、というドクター・マッケンドリッヒの御説を繰り返すことになった。それを聞いて、ハンサム先生は「えええ、日本のお医者さんって全部言わないんだ。そりゃ大変だねえ、医者も責任重大だ(ハンサム先生からすると、言うべきことと言わないでいいことを考えるのは大変だろう、という意識らしい←何を言わなかったとか覚えてないといけないし、ってところであろうか)。全部言えたほうが楽なのにね」と感心していた。

さらに、「検査の詳細とその結果について聞きたいんだけど、心電図取った?取ったのね。その結果はなんて言ってた?エコーはやった?やったの?じゃあ、それについてはなんて言ってた?」なんて私に聞くのである。必死に「たしか、心電図は……」と思いだして答える私。そして、それを聞きながら、その答えをハンサム先生はカルテに何やら記述していくではないか!え?私がこういったことが、そのままカルテに載るわけ?!えええ!なんて思っていたら、「アメリカのドクターは、正直なところを患者さんに全部話すので、患者さんから話を聞けば正確なところが分かるから便利でしょ」と言ってスマイルされた。アメリカ自慢なのだろうか(笑)。しかし、私は趣味で(と、このページのネタのために)色々やってる検査の内容を聞いたり、ドクターに色々質問したんだが、聞いといてよかったと思った。だって薄ぼんやりと検査を受けてただけならば、こうやって色々質問されても「よく覚えていません」「全然分かりません」「そもそもなんの検査を受けたかも定かじゃありません」しか答えられなかったではないか。

色々聞かれるので、言われたことを必死に思いだして、そうだ、最後にこれを言われたんだったと思い、「ただ、これから妊娠中に雑音の音が大きくなることがあるかも知れなくて、それも心臓科的には大丈夫なんだけど、もしも産婦人科の方で気になる点があるのなら、また私を心臓科に送って下さっていいそうです、そうしたら再度チェックしてくれるとのことです」と言ったところ、「これから音が大きくなる可能性もある、と……そして、それは妊娠には差し支えないって?そうなのか……分かりました」と言って何やら難しいことを書き込んでいる。はー、正しく伝えられたのか、はなはだ不安であるが、まあ、後日心臓科の方から報告が届けばそれですむので、まあいいことにする。ドクター・マッケンドリッヒ、結果送るの忘れないでおくれよ。

最後に「ドクター・マッケンドリッヒはあなたの耳がいいと誉めていましたよ」と言ったところ、かなり嬉しそうにしていた。「そうかあ、じゃあこれから心臓科医に転向しようかな?」なんてジョークまで言っていた。誰でも誉められると嬉しいものなのだな。

そして、そのドクターに「10カ月前に生まれたわが娘の最新の写真」をまたたくさん見せてもらい(このハンサム先生は、前回の検診の時も自分の娘の産まれたときの写真をアルバムでもってきて、私に見せびらかしたのだ←どうやら彼が取り上げたらしく、術着のハンサム先生が赤ちゃんを抱いてめろめろになっている写真がたくさんあった。ちなみに奥さんも産婦人科医で、同じクリニックに勤めている)、可愛いですねー。なんて会話をする。奥さんと赤ちゃんがあまりにもそっくりで、「奥さんと娘さんそっくりですね」なんて言ってるうちに、ふと「あ、それなら今度は奥さんに検診してもらおうかなー」というと、「そうしなさい、そうしなさい」と、非常に嬉しそうに、予約の紙に奥さん先生の名前を入れてくれた。

それから「いまもう心音聞いちゃって、順調なことも確認したから、来週の検診は必要ありませんよ。今日次の検診予約入れるときに、来週の分はキャンセルして、5週間後に入れてくださいね」と言われた。そうか、あれっくすは赤ちゃんの心音聞くのはそれまでお預けになるだな、と思う私。こんなことなら、今日一緒に来ればよかったよねーとあれっくすをふびんに思う。

迎えに来てもらって、一番に「なんともなかったよ〜」と報告したとき、あれっくすは非常に安心していたのだが、予想通り心音を聞きそびれたことを知らされると、かなり落ち込んでおりました。「聞きたかったのに、心音……。楽しみにしてたのに、心音……。自分だけ聞くなんて、ずるいよ……」といつまでもつぶやいていた。かわいそ〜。次の検診で聞きましょうね〜。次は8/17です(まだすごい先)。


7/16/2001

すっかりだらけモードのぱたです。
先週は色々あたふたしたんですが、解決したら一気に精神状態も元に戻りまして、ゆらゆら暮らしております。
あれっくすは心音を聞けなかったのがまだショックらしく、何かにつけて「心音聞きたかった」と申しております。そんなに聞きたかったのか……ま、来月は聞けるんだから我慢してもらいましょう。

多少以前と違うな、と思えるのは、この週末は土曜日、あれっくすとアウトレットモールにくりだしたんですが、なんと行ってすぐにいきなり疲れてしまい、もう歩けない……お家に帰る……という状態になってしまったことです。なんというか、例えるなら「いきなり背中に装着してあった電池を抜きとられた気分」。モールは、私にとってはかなり長時間でも楽しく歩ける場所なのに、まだ半分もお店を見てないのに帰りたくなるとは……。心の半分は「イヤ、まだモールを見てからにしたい。頑張ればまだ歩ける」って思ってるんですが、もう半分は「疲れたよー、もう歩けないよー」と訴えております。いやー心が引き裂かれそう。ってこんなつまんないことで心が引き裂かれるほど悩むなって?

「なんか疲れたみたい」とあれっくすに報告すると、「そりゃあ、妊娠初期なんだからもう帰って寝たほうがいい」とあっというまに連れ帰られてしまいました。問答無用。私の方は、土曜日、結構朝早くからモールに行ってたんで、こんなはよぉからウチに帰って寝てたりしたら暇すぎる……と半泣き状態。でもよく考えれば、お家には、お友達から送ってもらった雑誌や本やビデオ類があるので、それを見る時間が出来ていいじゃん!と気が付き、リラックス週末を過ごすことにしました。

土曜はそんなこんなでダラダラすごし、日曜も朝からだらけまくっておりました。体がだるかったのは、妊娠のせいなのか、たんにだらけ過ぎてるだけなのか。トイレに行くために立ち上がっただけで立ちくらみなんか起こしちゃって、こりゃだらけてるだけだろう。と思った私。だからちょっと動こうと思うのに、あれっくすが「そんなことはしなくていい」「体が大事なんだから寝てなさい」と妙に過保護。優しいだんなさま〜。なんて言われそうですが、オレンジジュースを冷蔵庫から出してたら「そんな重いもの持っちゃダメだよ!僕が運ぶから!」とか言い出したときは、オイオイ、なんか通常感覚が麻痺してるんじゃないか?と心配になりました……私は病人じゃないぞ。

といいつつ、だらけててもいいのは楽なので、一日中平べったくなって寝ておりました。ウチはカウチやダイニングテーブルなどがないので、床生活なのですが、まさに文字通り窓際で平たくなってたんですな。お日さまも差してるし、暖かいし(って、蒸し暑い日本から見たら「7月後半で暖かいだぁ?」と突っ込まれそうですが、まさにぽかぽかのいい感じなんですよ、この辺じゃー)最高っす。

話は変わりますが、ウチのアパートにはたくさんの動物が訪問するんですわ。なので、ピーナツなどをこちらも常備し、リスやらチップモンクなんかが顔を出すと、やったりしておりました。別に芸をしたり慣れたりはしないんですが(敵も野生動物だし)なんというか、暖かい交流くらいはしておったりします。

しかし、ウチがあまりにもピーナッツをやるせいか、リスが私を怖がらないようになりました。あれっくすのことは怖がってるみたいで窓越しでもあれっくすの姿が見えるとさっと逃げるんですが、私の場合はポーチに出てもそばをうろうろしています。ピーナツくれ。って感じです。週末一日リビングで寝ていたので、窓越しに動物観賞をしていたのですが、昨日は、ポーチにリスが腹ばいになって寝ていました(笑)。四肢を大の字に伸ばして、平たーくなって寝てるんですよ(とはいえ、目は開いていたが)。最初は死んでるのかと思って、げー、ウチのポーチで死ぬなーと思ったんですが、よーく見るとしっぽもゆっくりフリフリしてるし、目も開いてるし、寛いでいただけのようでした。でも腹ばいで大の字だよ?リスってあんなふうに寛ぐ動物だったなんて知りませんでした。

あれっくすが遠くからそのリスを見て「ぱたとリスと同じカッコしてるよ……写真撮ればよかった」と吹き出しておりました。私も、心の中で「おぉ、同士よ。一緒に寛ごうぜ」と話し掛けていたのですが。

しかし、私は自分に非常に甘いので、日々の生活、誰かがカツを入れてくれないとちゃんちゃんと過ごせないタイプのようです。こういう人は表で働いてるほうがいいのでしょうな……家にいると自分を極限まで甘やかしちゃって、しかもあれっくすも一緒になって私を甘やかすので、いつの間にか箸も一人で持たないような人間になってしまいそうです。今日は月曜で仕事に出てきて、ちょっとほっとしてるぱたでした。

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