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晴れて正式ビザを手にアメリカに入国したぱた、ハムたちとの再会に涙す。
って書くとあれっくすが怒りそうだが。いやいや、ビザをとるのに一騒動がありまして。まあ、こういう経験を経てきたからこそ、表ぱたのようなサイトを作ろうかと思ったわけですし、人生辛いこともある、が、それによって成長する、のです。
で、アメリカに再入国して、長い間留守をしていた寮の部屋に入る。あれっくすがちゃんと飾りつけをしていてくれました。花なんかも飾ってあって。そして、プレとイリーのケージには、吹き出しに「お帰り〜!」と書かれた紙が貼ってありました。いや、にくい演出だね。
で、私が初めにしたことは。「イリーにもう一回子供生ませようよ」です。
いやその前にとんでもないことをあれっくすから聞いたんだった。あれっくすが実家にいるとき(そして私が日本にいたとき)に、イリーの入ったハムスターボールをテーブルの上から落としたそうな。で、慌ててイリー大丈夫?(噛むのでグローブ越しだが)と確認したところ、なんと片方の前足をあげたまま歩いている、と。こりゃ、骨折でもしたのかと、実家の近所の獣医さんに連れていったそうなのです。
ところがこの獣医さん、「犬猫の他には、牛とか馬ならねえ、分かるけど、小動物はちょっと・・・これってハムスター?やけに小さいね」などと堂々とおっしゃったとか。で、「足の骨折れてますかねえ?」というあれっくすの問いに、「さあ・・・?(ちょっとつつく)どうだろう?」という態度。あげくの果てに、あれっくすがしきりに「このハムスターは噛み付きますよ」と注意したのに、「僕は獣医だよ、大丈夫、大丈夫」と素手でつかもうとして、イリーに血が出るほど噛みつかれ、「ジーザス!なんだこのハムスター!」とまで言われてしまったらしい。
それで、治療どころか診断すら満足にしてくれなかったのに(診断:たぶん大丈夫じゃないの、これだけ噛み付けるんだから)、しっかり$32もとられたそうです。きっと噛まれたから頭に来たのでしょう。どっちにしろ、イリーはしばらくしたら普通に歩くようになったそうで、骨折はしていなかったのか、していたけど自然に治ったものと思われます。でも、あの獣医には二度といかないぞ、とあれっくすは心に誓ったそうです。
で、イリーに子供を産ませる話に戻りまして。
ああ、人間って身勝手。私が子ハムとあんまり遊べなかった+生まれた子ハム一匹も残しておけなかった、という理由だけで、イリーに再びの妊娠を強要させるか。でも、あれっくすも子ハムをもう一回見たかったらしく、「じゃ、やってみよう」とプレとイリーをケージから出す。テーブルにのっける。プレ、イリーに突進する。愛をかわす。イリーをケージに戻す。プレをケージに戻す。完了。この間5分ほど。
ここで一つ。ハムスターの本などを読むと、繁殖は難しそうに見えるのです。まず初めにつがいをケージ越しにお見合いさせて慣れさせて、喧嘩させないようにメスを雄のテリトリーに入れる、とか、しばらくしたら雌をもとのケージに戻して様子を見る、とか。一週間同居させても何も起こらないようであれば他のカップルに変える、とか。私は初め、この記述を「何を大げさに。簡単じゃん、ちょっと一緒のところに置いておけば妊娠するよお」って思ってたのですよ。でも、これは大きな間違いでした。ハムスターをつがいにするのは意外と難しいのです。普通は喧嘩になってしまい、愛をかわすところまではなかなかいかない、と。
でも、私たちの経験でいいますと、「プレとカップルにした場合は、どのハムスターも簡単に妊娠した」なのです。っていうか、どんなに凶暴そうなハムでも、プレの前では従順に愛をかわさせられた、というか・・・このあとの繁殖でプレ以外のハムを使った場合は、非常に苦労したのでプレが特別だったということがはっきりした訳です。プレって、カサノヴァみたいなハムだったのでしょうね。人間でいったらどんな感じなのか見てみたいものだ。すっごくかっこよかったりして。あれっくすは「ザ・ラーヴ・マウス(The love mouse)」とプレのことを呼んでいました。
で、イリー、きっちり2週間後に出産。今度は2匹だけ。私はもっとたくさん生まれてくると思っていたので、「もしや何匹かお腹に残っているのでは?」と思ったけど、そんな様子もなくイリーは同じように授乳していました。10日ほどたって大きくなってから、また子ハムと遊ぶ。どうも一匹は雄でもう一匹は雌らしい(このころには、雄雌の見分けもかなりうまくなってきている)。雄のハムはあれっくすに名前を付けてもらおう。雌は私ね。
というわけで、「クライド」と「キノコ」になりました。
6匹のときと違って、2匹しかいないので、お乳を十分にもらえる。ということなのかなぜか知りませんが、大きくなるのが早い早い。3週間で、イリーと区別がつかないくらい大きくなりました。何だかつまんない。小さいハムと遊びたかったのにさ〜。