ポチ --Pochi

アメリカで大学生だったころのぱたは、非常にホームシックにかかっていました。アメリカには来たくてきたわけですし、やっぱり辛いから帰る、というのはプライドがゆるさ〜ん、とがんばっていましたが、やはり部屋に帰ると涙する毎日。

そこで思った。「うちで何か小動物を飼って慰めにしよう」

思い起こせば子供のころから、動物が飼いたくて飼いたくてたまらなかったのに、母親の「死んだらかわいそうでしょ」の一言であきらめていた私。いまここで!晴れて親の監視もなく(おいおい)動物を飼えばいいのね!!と思い立ち、思い立ったが吉日と近所のペット屋さんにゴー。

あ〜、いろんな動物がいる〜。犬はちょっとね、アパートの大家さんに怒られちゃうし、ばれない程度の小さい動物だと〜。

中型の水槽に、350mlの清涼飲料水くらいの大きさの不気味な動物が。Guinea Pig。ギニアの豚?なんじゃそれ。携帯している辞書で調べる。「モルモット」

ヘー、モルモットって正しい用語じゃないのか〜。さらに辞書には「日本語になるときにどこかで間違ってモルモットになったが、モルモットという別の動物は実在する」との記述。ヘー。勉強になりました。けどモルモットはかわいくないからいいや。

というわけで、今度はその横「ウサギ」。耳が垂れてたり、目張り入れたみたいなお化粧風ウサギがいたりしてかわいい。うん。かわいいかも。でも、ジーっとしてて野菜食べてるだけだしねえ・・・

そんでもって、もうちょっと動いている物を見ようとあちこち回る。へび・・・うーん。熱帯魚。そういう物じゃなくて・・・インコ。鳥はねえ。うちのアパート一応動物禁止だし、鳴かれるとまずいしね。

そんで、もうやめやめ、動物はやめようと帰るところ、ふと入口近辺にある小型水槽に目が行った。「ドワーフ・ハムスター」(ドワーフは、小型の、という意味)。中をのぞくと、なんてかわいい、愛らしい動物達が、こっちに顔を上げて水槽を上ろうとしているではありませんか。

私は常々、ハムスターってのは孤独な小学生が、友達の代わりに飼っているものだという印象があったんで、どうも初めにこれを飼おう、という気はなかったのですが、みているうちに吸い込まれる。うう、かわいい。お値段$6。安い。

気付くと買っていました。ふふふ。ケージもかって、回し車もかって、えさ入れ、えさ、敷きワラ、その他いろいろ全部込んでも$30くらい。早速帰ってポチと名づけました。雄です。


次の話に続く

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