♪ぱたのうち♪

結婚後の姓名について(続き)

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実際どうするのがいいか、というのは、本当にその人それぞれです。だから、この方法を選んでこうしました、これが一番だと思います、というのは、その人にとって一番かもしれませんが、他の人にはそうではないかもしれない。だから、私も「これが一番」とはいえないのですが、掲示板に寄せられたいくつかのお話も含めてちょっと書いてみました。参考程度にしてください。

まず、どこに住むかによっても違うと思います。例えば、結婚して日本に住む場合、通常は戸籍の名前で呼ばれることになりますよね。だから、改姓するかしないかはかなり重要な問題です。「あそこは夫婦みたいだけど、姓が違うらしい。同棲してるのかね?」なんていう世間の目に対して、いちいち「国際結婚は別姓が普通なんです」と説明するのは面倒かもしれません。気にしなければ済むことかもしれませんが、こういうのも負担になるでしょう。

また、子供ができれば、その子供が名乗るのは、改姓していなければ日本姓となり、お父さんとは姓が違う、なんていうことももちろん発生します。見た目は完全にアメリカと日本のハーフ&ハーフなのに、姓が日本姓だと私生児だと思われるかも、変に思われるかも・・・という気持ちになることもあるかもしれません(私生児が悪いと言っているのではありません、そういうことを心配しないといけないような地方もあるということです)

子供の姓名についてはこちらを参考にして下さい。

しかし、日本に住んでいて、カタカナのアメリカ姓を日常的に使うのは面倒というのもあるでしょう。銀行でも病院でも免許の更新でも「スミスさーん」などと呼ばれることになります。スミスさんならいいですが、「ヴィッケンシュタインさ〜ん」では、呼ぶほうも大変ですし、呼ばれるほうもかなり恥ずかしい場合もあります。電話一つかけるにも、カタカナ姓では「はぁ?」と聞き返されるのも必至です。また、お子さんも学校では「ヴィッケンシュタイン健マイケル」なんていうことになり、名簿ではめちゃくちゃ目立つし、かえって「ハーフ?」なんていう好奇の目にさらされることもあるかもしれませんね。

また、配偶者の姓が中国系や韓国系である場合、見た目では同じアジア人なので、姓が日本のものでないととっさに日本人と思われなくて、それが重なっていらいらする・・・ということもあるかも知れません。私の知り合いで、中国系アメリカ人の夫の姓に改姓をしたところ、姓を名乗るたびに「日本語上手ですね」といわれるのが嫌になって、日本人と話すときは通称として日本姓を使用している人もいます。

ただ、私は結婚後は日本で生活したことがないので、具体的にはどうなのかって言うところまでは分かりません。

次に、アメリカに移住しちゃう場合ですが、それこそアメリカに行けば好きな姓を名乗れるんだから、あえて日本の戸籍の名前までいじらなくてもいいかな、という人が多いようです。例え将来的に、日本にまた移住することがあったとしても、そうなってからまたゆっくり姓をどうしたらいいか考えられますし。日本に住むことになって、やっぱり改姓したいと思ったら、その時に家裁に申し立てればいいわけです。アメリカ姓に変更する許可は以外と簡単に下りるそうですので(逆に、改姓してしまったら、後から「日本姓のままにしておけばよかった・・・」と思っても戻せません←私です)。

私の経験上ですと(たいした経験ではありませんが)、アメリカに住むことになっていたのですが、戸籍上も改姓しました。地方の古風な家に育ったせいか、「女が改姓するのは当たり前、一つの家族を作っていくんだからもちろん改姓しよう」という信念もありましたし、結婚してすぐの時は、結婚したことが嬉しくて嬉しくて、彼の姓を名乗れる自分がとっても好きでした。カタカナ姓を名乗って「え?国際結婚したの??」なんて聞かれるのもちょっと嬉しかったりしました。

でも、そういう嬉し恥ずかしラブラブ新婚時期を過ぎると(いや、今でもラブラブ!)、いちいちなかなか通じないカナカナ姓を日本で名乗ることが面倒だと思い始めました。時々しか日本に帰らないのに、銀行口座や運転免許証、そういったものの改姓手続きもしないといけません。市役所で戸籍謄本をとろうとしたら、ハンコがいると言われて、カタカナ姓のハンコを急いで作ることになったり。そして、カタカナ姓で呼ばれて、周りの人がさーっとこっちを見るたびに「いえいえ、私は100%日本人でーっしゅ。ご期待には沿えませーん。見ないで〜」と心の中でつぶやいたりしました。

また、嬉しかったはずの「え?国際結婚したの??」の質問も結婚してずーっとたつと、うっとうしいだけの質問になり、これまでに一万回くらい聞かれたであろう、「えー、アメリカに住んでるの、かっこいい〜」「じゃあ、もうアメリカ人になっちゃったの?」「もう英語ぺらぺら?」「ダンナさんとは何語で話してるの?」「ハーフの子供って可愛いよねえ、羨ましい」という会話も繰り返さねばなりません。この手の質問は何度されても、私は気にならないほうなんですが、そんな私でもしまいにゃー「・・・はぁ〜」とため息をつきたくなるくらい面倒になります。

後は、日本語で自分の名前を書くときに、上がカタカナで、下が漢字の名前ってなんか収まりが悪いというか、バランスが悪い気がして、いつも間抜けだなあと思ってしまいます。特に、私はカタカナ姓がちょっと長いので、余計何となく・・・あと、パスポートは、改姓していなければ、日本姓もアメリカ姓も両方載せられたのに、改姓してしまうと旧姓なんてものは載せられないので記載されるのはアメリカ姓だけになり(例えアメリカではミドルで残していても、日本ではミドルネームを認めていないので)、なんか、自分の一部が無くなってしまったような気持ちになったりしました。

というわけで、最近は、私は日本に帰っても、ほとんど旧姓のままで通しています。そして、仕事の時も、日本の会社と一緒に仕事をするようなときは、日本の会社の方にとっても、明らかに100%日本人の私にカタカナ姓で呼ぶのもなんか変だし、かといってファーストネームで呼びあう習慣のない日本人にとって、私の名前+さんで呼ぶのも何だか変で・・・となんだか居心地が悪そうだし、私も「ええ、国際結婚なんです」と仕事の時にいちいちプライベートな話をするのも面倒なので、旧姓を名乗ったりしています(名刺には既に旧姓が刷ってある)。そんなわけで、戸籍を変えなかった人の話を聞いて、いいなぁーと思ったりしております。

結婚するまでは、私が自分がフェミニストだとか、国粋主義者だとかは思ったことがないのですが、年がいってからアメリカに移住すると(住んでしばらくはそうでもないけど、3年、4年と経ってくると)、妙に日本を懐かしんで感傷的になり、信じられないくらい日本が大好きになったりしますので、そうなってくると「戸籍、日本姓にしといたら良かったよ・・・」という思いになる人っていうのは、私だけじゃなくて結構いるようです。

と、なんだか戸籍の改姓をしないほうがいいよ!みたいな文章ですが、これはあくまでも私の感じ方です。私も、子供ができたらまた考えを変えるかもしれません。変えたほうがよかった、変えてよかった、っていう人だっていっぱいいると思いますし、そういうお話ももちろん聞きました。それから、例えば、今の日本姓が実は離婚した前夫の姓で、あまり執着もないし特に大切に名乗りたくもない、みたいな感じで、姓に対する思い入れが違えば感じ方も違います。以上の話は、あくまでもぱたの話ということで。

後は、掲示板で読んだこと。
結婚したばかりであんまり考えたくない話題ではありますが、離婚が絡んだ場合。

まず、国際離婚をした場合、姓については、「婚姻前の氏に戻す」という届け出を、離婚後3か月以内に出せば、家裁を通さずに以前の姓に戻すことができます。ただ、この3ヵ月を過ぎてしまいますと、やっぱり日本の家庭裁判所にて氏の変更を申し立て、裁判所の許可を取る必要があります。

そこで、同じ氏の変更についての申し立てでも、例えば婚姻後6カ月を過ぎて「やっぱり彼の姓にしまーす」と家裁に申し立てる場合、これは結構すぐ許可がでるそうなんですよ。理由は「家族で同じ姓にしたいから」で。日本では夫婦同姓を取っているので認められやすいのでしょう。

なのに、離婚後3カ月たって「やっぱり旧姓に戻したーい」と家裁に申し立てる場合、これは大変面倒なようで、認められないこともあるとか(詳しくは家裁に問い合わせたらいいと思いますが、実際このような状況で氏の変更の申し立てをされた方のお話では、何度か裁判所に出頭したり、個人的な質問をされたりして、更には弁護士さんに「日本では氏の変更は簡単にはできなくなっているのだ」と言われたそうです)。もしもどうしてもとなれば、その裁判の費用や手間を考えるとオオゴトですよね。

だから、知らなかったり、うっかりしていて・・・の結果を考えると、離婚の時の方がはるかに大変なことになりますよね。それに、結婚の時とちがって、アメリカで離婚する時って精神的にもかなり負担がかかってるし、やることもいっぱいあるしで、日本の戸籍上の姓のことは忘れちゃう人も多いんだと思います。だから、そういうのを見て来た人からは、親切で「姓は日本姓のままにしておいたほうがいいよ」とアドバイスされることもあるようです。

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